感情


感情を表現するのは得意じゃない。昔からか、今だからかは分からないけど。

昔は引っ込み思案で、無口で。いや、今も無口ではあるんだけど…もっと。言葉を選ぶのに時間がかかるし、何を言えば怒られないのかを考えてたと思う。
少しずつ、感情表現とか、覚えて、友達の前ではそれなりにイキった口も叩いたし、すっごい黒歴史でいっぱいだと思う。今も。もしかしたらこれは黒歴史なのかも。

でもさ、イキった口叩けば友達の視線が変わるし、憐れみとか、うわぁイタイ…みたいなの、感じるから。自分が他とズレてるって気付いたらもう段々話さなくなって、すごい関わりづらい人間になってた。

いつから日常会話が出来なかったのかってもしかしたら最初からで、今更はっきり自覚しただけなのかもしれないね。無理にしようとは思えないから、口を噤む一方だ。


感情を表現する、って難しい。それなりに出来てたはずの頃を思い返すと、出来てるというより、出来ないからのたうち回って、暴れ回って、ヒステリックに怖い怖いと叫んでる。そんな感じだ。その頃の自分が一番きらいだから、そうならないように生きていきたい。でも、感情は表現しなきゃ伝わらない。感情は難しい。

今もまだ、怖いものだらけで、生きるのは難しくて、そんな事実にぐちゃぐちゃになる夜がある。それでも、感情と一緒に生きていかなきゃ。

がんばる。

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