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私と発達障害、自立支援医療制度(精神)の話。

私は前に通っていた精神科病院から「自立支援医療制度」の使用をすすめられ、それ以来利用しています。初めてまともに使った福祉サービスです。

今回はそんな自立支援医療制度について書いてみたいと思います。発達障害とはあまり関係ない話かも知れませんが(診断がパニック障害メインの時に申請しました)

「自立支援医療制度(精神)」とは何ぞや?

内容を簡単にまとめると「治療と処方薬の負担が減り、その分を生活の自立などに使える制度」です。
ちなみに沖縄で受けると特別措置法により自己負担がゼロになります(他の地域では1割負担)。これは多分、本土復帰に伴う制度変更対応や県民所得最下位が関係していると思われるのですが……。

自治体に病院(精神科・心療内科)一ヶ所、薬局一ヶ所を申請して登録されれば適応されます。
病気の重さ軽さ、どれだけの所得があるかどうかなどは関係ないので、申請したら使える……と言う感じだとは思います。ただ、申請&更新時に前年の所得を申告しなければいけないのは何故なんだろう(役所に行くかサイトからダウンロードすれば申告書類は手に入ります)

私は20代の頃、当時通っていたクリニック近くの薬局で「こんなにお薬貰ってるなら、自立支援使ったら良いんじゃない?」と言われた事がありまして。当時は意味がわからなかったし、主治医からも何も言われませんでした。

福祉サービスはこちらから情報を調べないと使えません、基本的に!!
特に精神科の病気は長期の通院や服薬が必要な場合が多いので、少しでも負担は少ない方が良いと思います。

地味なデメリットもある

これは後から気付いたのですが、医者によっては「どうせ患者の負担はゼロなんだから薬処方し放題」と思い込んでるふしがありますね……。前の主治医がそうでした。

私の場合、転院前は精神科病院で内科の薬(喘息の吸入薬や抗アレルギー薬などなど)も出されていたのですが、内科専門クリニックに通い始めたら飲まなくても良い薬がいくつもありましたね。血液検査の結果と照らし合わせて気付きました。

恐らく以前通っていた精神科病院には入院病棟があったからかな、と推測しています。専門が精神科とは言え、咳だの鼻水だの腹痛だのでホイホイ外の病院に行かせるわけにはいかないのでしょうね。そこで提携している薬局でホイホイ処方させると。

とにかく、餅は餅屋です。内科の薬は内科で処方して貰いましょう!!

身体の病気でも似た制度があるらしい

自立支援医療制度があるのは、精神科だけではありません。身体の病気でも治療費が減免される制度はあるようです。

死んだ父親が病気で身体障害者手帳一級を取得していたのですが、その界隈では本来なら自己負担が1ヶ月ウン十万かかるような治療が1年間で十万円以下になる制度があったらしくて。
さすがに「どんな錬金術よ!?」と思いました(皆様の払ってくださる保険料で成り立っていますありがとうございます)

しかもそれが億万長者でも使える福祉サービスですからね。身体障害者はバリバリ働けても障害年金を貰っていたりするし、お金の諸々は見えにくいと思います。家族でさえ良くわからなかったし……。

自立支援医療制度を受けたい、と言う方はまず主治医に相談する事をおすすめします。申請するなら診断書を出して貰わなければいけませんし、私のように病院側から説明があるのはレアケースなので。
もしも嫌な顔をするような医者なら転院を考えた方が良いのかも知れません。福祉サービスを受けるのは患者の権利です!



※ヘッダー画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借り致しました。ありがとうございました。

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ゆきうさぎ/由希
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