子宮鏡による水中毒
子宮鏡による術中に使う灌流液:ウロマチック(R)
電気メスを使う子宮鏡手術では、生理食塩水ではなくウロマチックを使用することが多い。
バイポーラを使う場合は、生理食塩水を使うことが出来る。
●ウロマチック
水分にソルビトールという糖分を溶解した液体
浸透圧は若干低め
糖が含まれており、多少粘稠性あり
●副作用
出血を伴う環境下で灌流液として長時間使用すると、破綻した毛細血管から体内に吸収される
→細胞外液が薄くなり低ナトリウム血症等の電解質異常
糖を含むため、稀に高血糖症状を来たす方もいる
●予防
・手術時間を1-2時間以内とする。
・灌流量と排液量の差が750mLを上回るなどの場合、慎重に経過を観察する。
1500mLを上回った場合、手術中止も検討。
・術中の血清Na濃度の変化に注意する。
※急激な低Na血症の補正は、浸透圧性脱髄症候群(ODS)を招くため、持続投与ではなくボーラスで補正する。
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