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コロナ罹患後一年

 去年夏にコロナにかかって、回復したのかどうなのか、仕事も変わったし、ずっと体調がいまいちなので、春には抗原検査までしたが、陰性だった。去年はもちろん、今年の夏もどこにも旅行に行かなかった。

 元々身体が弱く、学生時代は普段休んでも行事関係に照準を合わせて体調管理して、それに向けて調整していくタイプだった。よく人が言うところの「病弱だと自分で言うのに、行事の時には必ず居るタイプ」というヤツだった。

 基本、夜型なので、朝一番からの仕事の時は、大体2週間前から、少しずつ、起きている時間帯を前倒しにずらして行った。
 大阪府立の入試は、教員は朝8時から会議だから、定時制にいたときには、完全に目が覚めるように体調を整えるのにかなり努力が必要だったが、毎年のことだし、2週間あれば調整できるのは分かっていたので、単なる年中行事だった。

 コロナ休校中に悪い癖がついて、スマホでYouTubeを観たり、電子書籍で普段買いそうもないマンガや本を購入して読んでいた。

 その前はCDを貰って、アニメ三昧していたが、その頃は小さなCD再生機でアニメを流しながら、パソコンで論文を書いていた。そのころ、ゴシックとか銀河英雄伝説とかガンダムの初期のとかを観ていた。シャーアズナブル、は大学時代、名前だけしか知らなかったのに。いやはや、シャルル・アズナブールのファンになるオマケつき。

 それに対して、スマホは良くない。小さいので視界を占拠しすぎる。ながら視聴が難しいが、代わりに寝ていても見られる。突然、顔の上に落ちてくるけれど。

 去年何を観ていただろう。アニメの「ちはやふる」はCDで観たがそれはスマホじゃなくて、マンガの「ちはやふる」をスマホで全巻読んだ。
 清水玲子の「月の子」「秘密」、萩尾望都のマンガもしばらく買っていなかったのに「スターレッド」が懐かしくて電子ブックで買ったら、買うつもりのなかった「バルバラ異界」「王妃マルゴ」全巻まで買って、打ち切った。
 「剣持麗子のワンナイト推理」「元彼の遺言状」は小説だけど、「ミステリと言う勿れ」「ブルーピリオド」「SPY×FAMILY」は電子書籍で全巻持っていて、続編を楽しみに待っている。

 この夏は、母があまり退屈しているので、中古で紙のマンガをかなり買ったが、母に受けたのは「銀河英雄伝説」だけで、しかも途中までしかなかった。小説を、母はもう受け付けない。結局、楽しんだのは妹と私ということになった。
 「薬屋のひとり言」は、小説で読んだが、母のために紙のマンガも古本屋で買った。その時に、「長歌行」を1〜7巻まで一緒に買ったが、それは母はあまり気に入らなかった。私は漢文を教えているので、「貞観政要」に出てくる臣下たちが絵姿で立ち現れるのが、楽しくて仕方なかった。それに、道教がもう一つピンとこなかったのが、「長歌行」でようやく納得できた。8巻までしかないが、たぶん映画のせいだろう。映画はずいぶん頑張っていた作品だったが、何か違う、と思った。
 そう言えば「セクシー田中さん」もドラマ化する前に揃えたが……。最近もう一巻、つまり遺作が出た。

 紙で買う本と電子書籍と、少し趣味が違う気がする。例えば、「イーロン・マスク」の伝記は、ハードカバーで持っているが、絶対電子書籍では買わないだろう。
 紙で買う本のいけないのは、読まない本はいつまで経っても読まないが、ものによっては一気読みすることだろう。
 「葬送のフリーレン」が書店によっては見つからず、ある書店でセロファンで包まれた13巻揃いを、2週間迷ったあげく買ってしまい、2日ほどで読んでしまった。
 新書などでも、環境学の本を一晩で読んで、生徒に貸したらなかなか返ってこなくて、不思議だったが、自分も高校生の時には読むのが遅かったな、と思った。
 因みにフリーレンは、妹のところからまだ返ってこない。なのに、うっかり「小市民シリーズ」の春夏秋を貸してしまった。

 フリーレンはアニメが秀逸だった。二期が決まってうれしい。
 フリーレン二期が出る前に、論文でも書こうか……。そうしよう。

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みゆ
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