【早い時代と遅い政治】
衆院選の結果があんな感じで、
色々と決まらなくなりそうですが、
そもそもの今の時代を考えると、
価値観もライフスタイルも多様化した人々の
多様な意見を反映した多様な勢力が生まれ、
多数派が成立しなくなるのは、
ある意味「当たり前」の状態なのかなと。
でも時代の変化は早くて、
政治にもタイムリーな動きを求めたいけど、
多様な意見を吸い上げた多様な勢力が
議論するのであれば、
普通に考えて議論には時間がかかるし、
決定は遅くなってしまいます。
つまり、時代の変化は早いけど、
政治の決断は遅い(丁寧な議論の結果として)、
ということが起きてしまう。
今の時代に必要なのは、
多様な意見を包摂した丁寧な議論を
スピーディーに行う技術の開発。
どこと連立組んでもいいし、
誰が首相やってもいいけど、
(誰でもいい訳じゃないけど)
政治のオペレーション改革というか、
「丁寧かつスピーディーな議論」を
可能にする改革が行われたら
面白いなぁと思っています。
「人間に任せておいても決まらないから
政治もAIに任せちゃえばいいんじゃない?」
という意見が出てこないように、
これを機に新しい政治の形の
発明が行われますように。