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【マイ・タイムラインって知ってる?】


今日は同友会の活動の一環で、
名古屋市中村区が企画する防災・減災醸成事業、
「防災まちあるき&マイ・タイムライン作成」
に参加しました。

マイ・タイムラインというのは、
災害が起きた時や起きると予想される時、
自分や自分の家族がどう行動するのかを
予定として組み立てたものです。

たとえば水害だと、
数日前から遅くとも前日には
大雨や台風の予想が出されます。

まずは日頃の備えをどうするか、
そして災害が起きそうとわかったらどうするか、
実際に起きたらどうするかと言うのを、
自分の家庭のそれぞれの事情を考慮しながら作る
フレームワークがあるんですね。

フレームワークに沿って考えていくと、
自分では気づかなかったリスクや
必要なものがいろいろ出てきます。

僕は自分の住まいが緑区で、
緑区はあまり洪水や浸水のリスクがないのですが、
中村区の中でも今回参加した地区は
庄内川に接しており、
大規模な水害が発生したら浸水などのリスクもあるので、
シミュレーションも非常にシリアスでした。

また、天候不良によりまちあるきは
中止になってしまいましたが、
地域の住民の方と一緒に、
災害時に危険な場所や活用できる施設を
地図上に書き出していくワークをやったり。

やってみると、
やはり住んでいる人ならではの
超ローカルな情報が出てきます。
(「川沿いにプロパンガス使ってるお家が
3軒あるけど、何かの時に大丈夫かな?」
とか、解像度高すぎて、
現場の大切さを再確認させていただいた)

参加者は20人くらいだけど、
こう言うことの積み重ねの中から
当事者同士の信頼関係とかが生まれて、
より大掛かりな施策の足掛かりになるんだろうな、
なんて思ったりして。

中村区がより災害に強くなるためのアイディアも
ワークショップの途中で上がったけど、
それらは行政職員のレベルでは
縦割りを超えるのは難しく、
「そういうのは、政治家さんとかが
意見を発してもらった方が早いんですよね」
という生々しいお話も。

ちょうどもうすぐ選挙がありますが、
自分たちの地域のミクロな課題を知りつつ、
それをうまくマクロに反映してくれる人が
政治家になってくれるといいよね。

という感じで、
休みの日に防災のワークショップに参加するのも
世の中を知るにはいい機会です。
#好奇心お化け

AIだのビッグテックだの巨大投資機関だのが
世の中を牛耳っているのは確かですが、
それでも人々の暮らしの基盤は地域だし、
そこに解決すべき課題がある限り、
企業には課題解決の活躍の余地がある。

それを知るにはまず中に飛び込んで
話を聞いてみることだよね。

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