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登下校送迎のこと

「いってらっしゃい」
玄関で子どもたちを送り出す。
そんな当たり前だと思っていたことがなくなっていました。
いつか、すっきりと、
皆を家で送り出してから
学生時代過ごした大好きな町にいきたいなぁと思っています。


今日の出来事


今日、いつもの登校送りで
学校の最寄り駅で降りたとき
娘の知り合いが
嬉しそうに声をかけてくれました。
話には聞いていたので、
きっと体育の授業で一緒になるあの子だろう
と思いました。

そんなこともあろうと、
最寄り駅近くでは会話をせず
他人に見えなくもないように
歩いている私です。

あぁ、よかった

私はすっと娘から離れました。
幽霊が成仏するときって
こんな感じかな?
って思いました。


今までの登下校


実は、スクーリングがある日は
車+電車で私が付き添って登校しています。

起立性調整障害の体のしんどさ
人や音、光を過敏に察知
不安が強くなる 
これらをそばにいることで和らげることができ、
何かあればすぐに対処できるため
中学で学校に行きにくくなったころからずっと送迎しています。

中学のときは、
たまに友だちに誘われたら一緒に帰ることもあり
その時は待機だけして
私は帰ることもありました。
親は保険、つかわなければそれでいい。
と対外的には言っていましたが
正直消耗することもありました。

お母さんが無理しないで
きつければ断ったららいいんですよ

そうアドバイスされたこともあります。

それはその通りです。
でも、送れば行ける 
家ではできない体験ができる
というのは大きく
結局、万障繰り合わせて
送れる体制を維持していました。

高校でも、
始めは送り迎え全て
から始まって
少しずつ一人でする距離を伸ばしていっています。
今は、帰りは
自宅の最寄駅まで
自分で帰れるようになりました。

本当に、スモールステップ。
都度娘と相談し、
数駅ずつ迎えにいく駅を変えていきました。
莫大な時間を使った気もしますし
随分順調だった気もします。
どちらにしろ、私には決められないこと、
と肝に銘じ
惰性にならないよう
たまにはしっかり
「実はなんとなくになってるとかないかな?」
と嫌なことも聞き、
毎日過ごしています。

ただ鍛える!という
トレーニングは得意なのですが
急性期、リハビリ期には
いらない負担をかけてはいけません。
いまは、リハビリ、回復の途中。

私は、
やればできる、の世界で
単純に生きてきたなぁ
と痛感します。


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