エラン・ケレス/強化人士4号
「エラン・ケレス」
「強化人士4号」
アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のキャラの一人。
CVは花江夏樹さん
人に心を開かないが、主人公の「スレッタ・マーキュリー」に興味を抱くミステリアスかつクールな美少年。
しかしその背景にはとても重く悲しいものがあり、それを誰にも言えず一人背負っている……
と言うわけで今日はそんな彼を存分に語っていくぞ~!おー!!
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アニメ2話で「おなかすいてない?」と捕まったスレッタを心配し、ご飯を届けてあげるエラン君。
いきなり「おなかすいてない?」って聞くところも可愛いし、スレッタを見守る横顔が美しくて好き。
スレッタもご飯食べて泣いてしまうの好き。不安だったからご飯食べて安心したんだね。尊い……
初対面の相手なのになぜ優しくしてくれたのか、疑問に思うスレッタに「君に興味があったから」
「スレッタ・マーキュリー。君のことをもっと知りたい」なんて言って口説いちゃうところもかわいい……
彼が届けてあげたお弁当の味も気になる。ぱっと見た感じ、何かおかずっぽい物に大きなパンと飲み物がついたシンプルなお弁当っぽいけど
エラン君が届けてくれた物となると途端に食べたくなる。不思議。
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第5話では、彼の衝撃の「豹変」が描かれた。
スレッタを自分と同じ「強化人士」だと思っていたエラン君
ところが、ペイル社から命じられたエアリアル調査を経てそれが違う、とわかり
強いショックと絶望、悲しみと嫉妬で辛辣な態度をとるようになる……
「鬱陶しいよ君は」
「モビルスーツが家族?あんなもの僕には呪いでしかない。同じだと思ってたのに。君は…僕と」
彼の心にかかえた重圧や葛藤、悲しい境遇に触れずただ彼を悪役めいた見せ方をするのは正直疑問。
そのせいで彼が視聴者から反感買ってボロクソに叩かれる羽目になったじゃないかよ!!。゚(゚´ω`゚)゚。
エランくんだって色々悲しみをかかえてたのに……可哀想だ。
でもこの豹変っぷりもかなり好き。今までの優しさとは対照的なツンツンっぷりも良き良き
否定的に見なす人もいるだろうけど、私は彼の味方でありたいし寄り添っていたい。
「姉貴はエランくんに「鬱陶しいよ君は」って言われて喜んでそう」byX(Twitter)の某相互氏(姉貴=私)
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6話も色々すごかったな…
まさか、本物の「エラン」という存在がいて今まで見てきたエラン君はそっくりにさせられた影武者だったとは…
しかもその「エランさま」は滅茶苦茶尊大な態度で口調も砕けてる……
驚いた。でも影武者・偽物ポジキャラ好きなんだよな…ミミッキュとか。
決闘シーンでの
「それでも、君だけは否定してみせる!! スレッタ・マーキュリー!!」
の叫びとかいつもの淡々とした声色と異なってて最高にかっこいい。花江さんすごい!!
敗北の瞬間、彼の脳裏によぎるは自分の誕生日を祝ってくれる一人の女性。母親だと思うけど何者だろう、あの人。
幸せな記憶を思い出せてよかったね…(ノД`)
半壊のファラクトからスレッタに救われ、宇宙空間で幸せなひととき。
スレッタに励まされて笑顔を見せたエラン君が可愛い!やっとデレましたよ~♡(池上さんの例の絵風に)
あれだけ二人が親密になる事を嫌がっていた花嫁さん…ミオリネも「多少の浮気ぐらい許す」とスレッタの想いを尊重し、二人を静かに見守っていた。
寄り添う二人が美しい。なのに直後にあんな…
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6話ラストでは、あまりの鬱展開が……
スレッタはアスティカシア敷地内にあるベンチで何らかの約束を交わしたエラン君を待ち続ける。
「門限は守れ」とスレッタに忠告して去って行くミオリネさんの優しさにほっこり(●´ω`●)
そんな和むやりとりの裏で、ペイル社で今まさに行われようとしていたのは
使命を果たせなかった強化人士…つまり「エラン4号の処分(=死)」
負けたからって殺して次の被験体を生み出そうとか…あのシーンでの言い分とかさ…
CEO、お前ら人間じゃねぇ!
というかメインキャラなのに6話で退場とか早すぎるから!!
死の間際、彼が口ずさむのは「ハッピーバースデー」の歌。
悲劇的な結末だけど、彼にとっては凄く幸せだったんだろうな…あの女性との幸せな日々を思い出せたから。
それとスレッタが自分の味方になってくれたこともあるので……
「10:10」の時刻表示が「テン・コード」の「10-10」(通信終了、さようならの意味らしい)を指してる説には驚愕…
エラン4号君との「永遠の別れ」を意味してるのだろうか……
何も知らず「まだかな」と待ち続けるスレッタ。どうしてこんなことに……
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そして数々の波乱・苦難を乗り越え、ついにやってきた最終回。
エリクトを救い出そうと苦しみながらも奮闘するスレッタと「ガンダム・キャリバーン」
そこに「また…困ってる?」と、処分されたはずのエラン4号君が彼女に声をかける。
生前と同じ台詞で再登場と再会を果たすの好き。わかってらっしゃる…!
決戦の舞台「クワイエット・ゼロ」には強化人士の生体データが使われていた
そのため、霊体のような姿でスレッタの前に姿を現すことができたようで。
その姿にしてしまったのは自分が決闘で勝ったから、と気に病んで謝罪するスレッタ
彼女の後悔に優しく寄り添うエラン君。
「君との決闘、後悔してないよ。僕の方こそ待ち合わせ…行けなくてごめん」
君のせいじゃないよ、とかじゃなくて「後悔してないよ」って励ますところホント好き。いい子……
そして待ち合わせのことを気にしててずっと謝りたかったとか健気すぎるしかわいい!!
お互いに相手を思いやって自分を責め、「ごめん」って面と向かって伝えるの最高か!
「始めよう。スレッタ・マーキュリー」
そして悲しき呪いに終止符を打つため、手を取り合う二人。
いいな……二人のおかげでみんなが救われたってのアツい。
エラン君も大役果たしてくれて嬉しい!
早期の退場はホントに辛かったが、この下りを見て救われた気持ちでいっぱいだ……
彼の起こした奇跡と愛、優しさにありがとう。
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おつきあいいただき、ありがとうございましたm(__)m