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毒親なのか


この世にいる親には2種類がいる。
子どもにお金を貸してと言う親と言わない親。
下手すると貸して、ではなく寄こせかもしれない。
とにかく子どもにお金を無心する親かそうでないか。
親が本当に子どもの幸せを願うのであれば、絶対に子どもにお金を貸してと言ってはならない。

親が本当に生活苦でどうにもこうにも困窮してしまって相談できる所は手当たり次第あたってみたが他の誰にも助けてもらえない、手段が見つからない、困った、最終的に子どもに頼むしかない、となるような事はもしかしたら仕方ないのかもしれない。

が…それを繰り返し子どもに頼むのはやめた方がいい。
何故なら、それを言われ続けただ子どもの人生は様々な悪影響を受けてしまうからだ。
自分の人生が大切だからと早々に親を断ち切る事ができる子どもはまだいい。
親思いだったり優しい子ども程、何とか助けてあげないと、という気持ちになる。
そしてそういう親はだいたいが返す事もできない。
子どもだからまぁいいよね、ぐらいの気持ちなのか、はたまた本当に返せる見込みもない、もしくはまた足りなくなり頼んでくるような事にもなりがちだ。
子どもにも生活があるし働いたお金や貯めていたりコツコツ貯めたお小遣いだったり欲しいものを我慢していたかもしれないわけで。
断った事で、もう死ぬしかないね、や、死んでも悲しまないようにね、とか死を持ち出してくる親もいる。
大概はすぐに死んだりはしないが、子どもは自分がお金を貸さなかった事で親が死ぬなんてことがもしあったら…と思うといたたまれず、笑って過ごす事などできるわけがない。
自分が幸せになる事すら罪悪感を感じるようになる。
勇気を持ち断っても自分を責めてしまう。
産み育ててくれた親を見捨てるなんてひどい人間だ、自分には恩や人情なんてものはないのだろうかと。
断らことができず、お金を貸すことにしたとしても、こうしてお金を貸す事で、親は自分を頼るんだ、自分が親をそんな親にさせてしまっているのだと今度は断れない自分を責める。
自己肯定感を高めるなんて事できるわけがない。
こんな自分はダメな人間なんだと植え付けられることになり、それは時として呪縛のように全身を包み込む。
こんな親の元に産まれて来たくなかった、子どもは親を選べないのだ、と思い知ることになる。
ひどくなると共依存のようになってしまう場合だってある。
今の時代、生活の困窮でどうしようもなくなってしまう人々が大勢いるだろう。
しかしこういう親との関係で苦しんでいる子どももいるということを知ってもらいたいし、どこかで救済してあげる、支援してくれるような場所もあっていいのではないかと思う。

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