2022秋:日本語教育学会2日目
日本語教育学会、2日目終了。参加された先生方、お疲れさまでした🐈今日の内容の中で気になるものを簡単にまとめます。
少年院での日本語教育
今回のすべての中で一番良かった!本当に聴きたい内容だった!数年前から「刑務所内で日本語教育が行われている」ということを知りました。衝撃を受けました。「刑務所で?!」「犯罪者に?!」「日本語教育?!」そんなことをしている人がいるのか・・・・。でも考えたら当たり前。日本人受刑者でも刑務所の中では矯正教育がありますから、外国人にもあるんですね。これは一部の日本人にとってはまた批判されるものであるとも思います。難民日本語教育でも同じです。「犯罪者に税金で何をやるのか。」「そんなの必要ない。」こんな意見が出るのは当然です。私も理解できます。でも。一度犯罪を犯した外国人が社会に出たとき、また同じ犯罪を犯して戻ってきてしまうことと比べたら、税金を投入してでも「日本語教育」という矯正教育を施すのは正しいのではないでしょうか。私にもこたえるのは難しいです。犯罪はよくないに決まっています。ですから、もう2度と同じ犯罪を犯さないように、社会に出てきちんと自立できるように、一つの手伝いとして「日本語教育」を行いたいというのはそんなに間違っていないと思います。まわりまわって日本人のためでもある、と思うのですが・・・・。
今回の発表は「少年院での日本語教育」についてのものでした。最近のデータでは「外国人の少年院入院者は減少している」とのことでした。それも知らなかったことでした。なんとなく多いと思っていた・・・。日本語力の問題、母語の問題、家庭の問題など様々な問題が絡み合っているんだと思いました。これは日本の犯罪についても同じことが言えるのでしょうが・・・。とても勉強になりました。
介護の日本語教育②
昨日も書きましたが、今日も介護の日本語に関する発表が多かった!今、すごいですね。特定技能や技能実習、EPA、日本での介護士不足などいろいろな要因があるからですかね?
今日のいくつかの介護についての発表では、施設ごと、介護に携わる外国人の特性によってさまざまな結果が出るんだなということがわかりました。外国人介護士の受入施設側が協力的であるかどうかは、大きな問題であると思いました。これは「当たりはずれアリ」のような問題なのでしょうか?だとしたらここが一番問題なのでは・・・?と思いました。
あとは、本人の特性。日本語を学ぶことに意義を見出していたり、努力家であったりすれば、介護の現場でも努力するのでしょうね。
学会に参加して
今日も本当に勉強になりました。と同時に、「私は一体何をやっているんだ・・・」と思いました。春大会も参加し、同じことを思ったような・・・。自分の研究は全然進んでいないです。同期や仲間が発表している中、私は何をやっているんだろう・・・と思ってしまった。頑張ります。