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現代芸術体験

ムーミン80周年!!記念のアフタヌーンティーが帝国ホテルでやっていたので、ちゃちゃっと予約して出かけてきた。
コラボの食べ物はかわいく、おいしく、ゆっくり素敵な場所でも過ごせて満足!

さて、せっかく有楽町まで出たんだし、なんかついでにやって帰ろう。
きっかけついでに覗いてみないと東京は色々ありすぎて、何をどこから手を付けたらいいのかさっぱりすぎる。
しかし何をしようか……出かけるついでにコンタクトを入れてるから、なんか鑑賞できるとうれしい……。

周辺の美術館を調べてみて、たまたま出てきたのがアーティゾン美術館。
今やってるのが、「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて」。

うーん、サイトを見てもよくわからんが、むしろ行ってみたほうがはやいかな! ということで、ちょっと歩いて覗いてきた。

なんだこれ???
んんん?

おっ。

あーーー。

なんとなく、自分の感覚をなぞりつつ観るのが面白いかもしれない。
こういう意図か? 芸術はこう観ろというものではないとは思いつつ、今までの芸術鑑賞体験と違いすぎて、これでいいんか?? と気になっちゃう。
だってマインドフルネス系の体験のほうが近いんだよー、芸術鑑賞としては異質すぎるよー。

普段使わない脳と体感を開いてる感じ。
芸術ってどうしても目で観るのによるもんだと思ってたんだけど、目で観る以外のところが大きいし、これは展示されたタイミングでしか体験できない……まさに現代っぽいな。
今の世の中、何でもかんでもデータで手元に持ててしまうけど、それでも得られないものといえばライブ感とか、その場にいることで得られるものだと思っているので。

一番好きなのは「火花」って作品。
どうしたって実際に目の前にしてる今しか得られないものだから、しばらくそばで観てて、居れば居るほどまた体験が変わってきた。

体感の縁を、コップの縁なぞるみたいに、かつずっと少し違うところをなぞり続けられる…みたいな、区切りのない体験。
陰影が使われてたのもあったんだろうな。目が暗闇に慣れていくのがわかるし、そうすると見え方が変わる。他の鑑賞者がやってくるのも、不思議な変化になっていて。
静寂の中、一瞬だけ見える明るいものが、いっそ支えになりそうな、なんとも好きな光景だった。

今はまだまぶたの裏に思い浮かべられるんだけど、これは維持できないだろうなーー。

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