夫婦、親子、家族ってなんだ?
普通に幸せを感じている人に聞いてみたいことがある。
夫婦って何ですか?親子って何ですか?家族って何ですか?
私にとって、少し前からの疑問である。
親子とは?
私の場合、自分の親は母1人である。
一般的には、シングルマザーなのに私立の高校を卒業させ、短大まで出して育て上げたちゃんとした親。
私的にも、経済的なことに関しては本当に尊敬する母である。
が、しかし。
親だからという肩書きを印籠かのごとく持ち出して、あれやこれやと口を挟んできたりもする。
ちょっと厄介な面も持ち合わせた人である。
私もいい大人だから、ある程度の距離をとったりしているけれど、彼女にとってはその距離が遠いと感じると不満なのだろう。
普通の親子って、何だろ?
みんなどんな距離感なんだろうか。
もう1つのパターンの親子も謎である。
私は昔、自分の子供を産んだら無条件に自分の味方をしてくれる人が出来ると思っていた。
自分は母親に対して無条件に味方することなどないのに、である(笑)。
けれど、自分が親になってみてそれは幻想だということを理解した。
子育てとは奥深い。
同じお腹から産まれてきたのに、キョウダイの性格は正反対。趣味嗜好も違うのだ。
当たり前だ。だって、それぞれがそれぞれ1人の人間なのだから。
片方は、親を疎ましく思うこともあるようたけれど、親無しではダメだと感じている部分もあるようだ。
かたやもう一方は、反抗期に両足を突っ込んだところだろうか。
親の言うことなど、ウルサイだけのようである。
じゃあ、それぞれ親子って何だろう?
自分が子供の時は、多少うるささを感じても、心配してくれる1番はやはり親なのかもしれない。
自分が親の立場からだと、子供に嫌われてナンボのもんだという意識がある。
だって、1番子供のことを考えて発言しているのだから、うるさく思われても仕方ない。
いつの日か、私の想いに気づくことがあれば奇跡が起きたということなのだ。
夫婦とは?
親子以上に謎である。
私の周りの夫婦は、比較的仲が良く見える。
休みの度にデートをしているような夫婦。
付かず離れずの距離感を保ちつつ、仲良くしている夫婦。
会社のように、半年ごとに反省会をする夫婦。
お互いが自由な時間を持ちつつ、一緒にいるときはよく話す夫婦。
別居を決めて、お互いが頑張っている夫婦。
体調を崩した奥さんを支えながら仕事をしている夫婦。
我が家のように、夫婦でいる事に疑問をお互いが隠し持っている夫婦。
夫婦の形は様々だけれど、みんな何のために夫婦で有り続けられるのであろうか?
家族とは?
では大前提として、そもそも家族って何だろう?
夫婦が会って、親子があり、家族がある。
我が家において一つ言えることは、今我が家はバラバラだ。
病気になって、手術をして退院した今、入院する前からの疑問だった
家族って何だ?
というところに、戻ってきている。
反抗期に両足を突っ込んだ子は、まだまだ不安なのか、1番私の身体を心配してくれていた。
だけれど、家にいないことを喜び自由気ままな生活を送っていたことも事実だ。おかげでテストは最悪だった。
せめて人並みぐらいは欲しかった。
こんなことを言うと、パパにはきっと
「そんなの、お前のエゴだろ?」
とか言うのだろう。
私は少なくともパパより、子供の将来を考えて意見を口にしているつもりであるが、彼から見ればそんな私は
『ノイローゼになった妻』
らしい。(アホらしっ)
休日もそれぞれが好きな事をして過ごしている。
術後退院してきたばかりの私だとしても、何ら変わらず各々が好きにすごしていた。
それがダメだとは思わない。けれど、誰も主婦の仕事に手を貸そうとはしないし、パパに至っては家事はすべて妻の仕事だと思っているからこそ、
「何か手伝おうか?」
とまるで他人事のように声をかけてくるから笑える。
なぜ男性の多くは、家事を【手伝う】という発想なんだか。自分の家でもあるのにだ。
子供たちも、退院した私がようやく家事してくれる人が帰ってきた!ぐらいの感覚なんだと実感する。
果たして、家族って何なのだろうか。
一般的な家族像が今私の中で迷宮入りをしているのである。
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