ふと思いたつはじまりをまた

ふと思いたつ。
物語の中でみかけるその表現は、
きっとこんな感じのきっかけなんだろうな。

ほんとうに、ふと思いたってログインした。
たぐりよせたパスワードの英数字を、
合っているかなっとすこし不安にもなりながら押していく。

ログインしてホッと胸をなでおろしてから、
見慣れていたページをのぞく。
少し前のわたしのいつもだった場所。

気になってたことを確認したら、ログアウトしようと思ってたのに。

これもきっとふと思いたったたんだと思うんだけど、ちょっとだけと文章をクリックした。
書いていたころのわたしの裏側まで知っているわたしだからこそ、目を細めたくなるような懐かしさのようなものがあった。


このときのわたしは、このあとのわたしが
京都のおせんべいを好きになったり。
テッシュ片手にからーい火鍋をたべてみたり。
果実酒にはまりそうになっているなんて、思いもしてないだろうな。

きっと分からないよね。

だってさ、
数十分前のわたしだって、まさかまたこうしてnote書いてるなんて思いもしてなかったんだから。

ふと思いたつはじまりをまた。
こんなきっかけもあってもいいのかもね。

ただいま。