言葉のつくる世界への招待状

目標をたてても、自分には意味がない。最初に思ったのは、小学生のとき。
学期のはじめには決まって、目標を立てましょうなんて時間がある。書いてから、ひとりずつ教室の後ろの壁にはられる。忘れないようにと。
だけど、毎日の中で思い出すことはなかった。その時間を乗りきるための目標だった。

年齢を重ねるにつれて、目標をたてることに意味があるなと思えるようになった。目標の大きさや意味はあまり関係なくて。

毎日を大切に過ごすためのエッセンスとして。
「あっという間」を「あるという時間」に変えてくれるから。

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2019年の目標は、
1年後にみたときに恥ずかしい文章を書くこと。

書くことが好きだから、もっと表現したいことや感じたことを伝わる形として言葉にしたい。そんな願いが自分の中にあった。

文章のいろはを勉強しつつ、手さぐりしながら全力を尽くしたい。ただ、今の全力を尽くしても至らないところの方が多い。

恥ずかしさや未熟さを毎日さらしているようにも感じるのだけど。
どれも大切な作品たちとも胸をはっている。
自己満足さえもこえていけるような力で、常に目指せるように。
読んでくれているあなたへの敬意も込めて。

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誰のために、何を伝えたいか。

note入門勉強会で教えてもらったこと。読む人にこんなことを書いてますよって伝えられるように。
そう考える裏側には、自分はどんな人の役になれるのかという問いがある。

この問いの答えをもっていなくて、たくさん考えた。仮定としてあるテーマを決めて考えて書くと、次第に書けなくなることもわかった。ぎゅっと縛られてしまう。

しばらくは自由に書いていこうかなと思う。ショートストーリーもエッセイも書いているからこそ、分かってくることを見つけたいとも考えている。

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ただ、ひとつだけ叶えたいことがあるとしたら。読んだ人の顔が読んだ前よりも緩んでくれていたらいいなと。
人は、集中することでリラックスすることができる。だから、24時間のうちの5分。言葉の創る世界にひたれたらなぁって。

心を緩めたいとき。
恋したいとき。
毎日を楽しみたいとき。
言葉の創る世界にいきたいとき。
あなたがふらっと遊びにきてくれたら嬉しいなと思って、今年もたくさん書いてこう。

いつも読んでくださり、ありがとうございます♡