最近の記事
EP8 「Don't stop me now 〜アレコレやらなきゃいけないことがもたらす使命感なのか充実感〜」 SNOW SHOVELING BOOKS ON THE ROAD物語 〜いかにして街のはずれの本屋が移動本屋として遠くの人にも本を届けようと思ったか〜
ドタバタスタートのクラウドファンディング この世界にやってきて、40年以上が経つけれど、『準備万端』で何かを迎えたことがあっただろうかと思い返してみたけれど、「否」。あった試しがない。どんだけポンコツなんだって話なんだけれど、それでもナントカ生きている。そして図々しくも「それが僕のスタイル」くらい開き直ってる。やれやれ。 おかげさまでドキドキのクラウドファンディング(以下CF)も、バンジージャンプのジャンプ台で「緊張する!」とか「わーヤバい!高い!」とか言わせてももらえる
EP7 「人にお願いする、そしてムネアツな副産物」 SNOW SHOVELING BOOKS ON THE ROAD物語 〜いかにして街のはずれの本屋が移動本屋として遠くの人にも本を届けようと思ったか〜
まるで玉突き事故のように、「やるしかない」とクラウドファンディングに挑戦し、プロジェクト・マネージメントもへったくれもない、なし崩し的にやらなければいけないことを一つずつ、効率悪くto doリストをチェックしていくようにやっていると始まっていた。何がって、クラウドファンディング(以下CF)が。「移動本屋はじめます ”隠れ家みたい”な本屋が”サーカスのように”あなたの街へ!!」 「やってみないとわからないこと」というのは僕らの人生にも色々あると思うんだけれど、まだ終わってもい
EP6 「雲をつかむ」 SNOW SHOVELING BOOKS ON THE ROAD物語 〜いかにして街のはずれの本屋が移動本屋として遠くの人にも本を届けようと思ったか〜
「クラウドファンディングなんて」と考えていた自分です "百聞は一見に如かず" とか "論より証拠" なんてよく言うけれど、ボーッと生きてたらチコちゃんに叱られるように、アグラをかいてるとそれを痛感することがある。今まさに、この原稿を書いてる現在、「移動本屋を始めたい!」とクラウドファンディング(以下CF)に挑戦している日々なのだけれど、まさか自分がそんなことやるなんて思いもしなかった。そして恥ずかしい話だけれど、クラウドファンディングに対して肯定的でもなかった(かつての)自
EP5 「やりたいこと / ロードマップ」 SNOW SHOVELING BOOKS ON THE ROAD物語 〜いかにして街のはずれの本屋が移動本屋として遠くの人にも本を届けようと思ったか〜
"あれもしたい これもしたい もっとしたい もっともっとしたい" 「夢」THE BLUE HEARTS (作詞:真島昌利) デンデンデンデデーンデンデデデデ♪ と、頭の中でブルーハーツが鳴り止まない。そんな気分が今も続いている。夢の途中とはなんと甘美な世界なのだろう。そして宇多田ヒカルは「TIME WILL TELL」と歌ったね。 さぁ、SNOW SHOVELINGが外に出かける心構えとヒントは見えてきた。そうそう思い出して(前回からの続き)。これまでお店でやってきたこと
EP4 「10年ぶりの白いキャンヴァス」 SNOW SHOVELING BOOKS ON THE ROAD物語 〜いかにして街のはずれの本屋が移動本屋として遠くの人にも本を届けようと思ったか〜
2022年の7月に車の登録をして、車検を通す。 そして9月にはクラウドファンディングに挑戦して、「2023年の春には旅に出る」、と言ってたわけだが、今はもう2023年の7月が終わろうとしている。人生というのは思った通りにいかないもので、あるいはナカムラがただ無能なだけなのかもしれない。 何事も「はじめて」となると時間もかかれば、回り道の必要もある。そして時間が経ってというか、事が進行してからようやく「あぁ、あれはこうしておけばよかった」などといったことに気づく。おそらく2
EP3 「過酷で至福のオン・ザ・ロード」 SNOW SHOVELING BOOKS ON THE ROAD物語 〜いかにして街のはずれの本屋が移動本屋として遠くの人にも本を届けようと思ったか〜
「気分はサルパラダイス」けっして今高騰中のシティポップの7インチのドーナツ盤(レコード)ではない。ジャック・ケルアックの小説「オン・ザ・ロード(路上)」の主人公の名前がサル・パラダイス(ケルアック自身でもある)であり、まさにこの時の僕がサル・パラダイスを気取ってたって話。隣にはディーン(モリアーティ)はカーロ(マルクス)もいなかったけどね・・・・ 692km、15時間25分。 岡山市から世田谷の駒沢までグーグゥマップで経路検索(高速不使用のオプション)すると、情け容赦ない圧
EP2 「これ、ください」 SNOW SHOVELING BOOKS ON THE ROAD物語 〜いかにして街のはずれの本屋が移動本屋として遠くの人にも本を届けようと思ったか〜
『人生であと何回あるだろう、こんな決断』 家を買うとか、結婚を申し込むとか、そんな人並みなやつはきっと僕には訪れない(だろう)。あなたにもきっと心当たりあるでしょう、人生を左右するような決断。留学するとか、内定もらった会社を二者択一とか、大切な人と別離するとか、転職とかドロップアウトとか、人それぞれに。 僕にとってはその”人生に何度かある”大きな決断が今回のコレだった。そう、移動図書館の車を手に入れること。たかが車一台という考えもなくもない。そして(金額だけなら)大きな買
EP1 「そうだオカヤマに行こう」 SNOW SHOVELING BOOKS ON THE ROAD物語 〜いかにして街のはずれの本屋が移動本屋として遠くの人にも本を届けようと思ったか〜
「こんな車あるけど、興味ある?」 そんな知人の連絡により、この物語は始まる。2022年の5月の話だ。 僕は普段は駒沢で本屋をやっている。本人は普通の本屋だと思っているけど、本人以外は「普通ではないよねぇ」と異口同音に言う。要は「天の邪鬼」の「格好付け」がやるとそんな本屋ができちゃうわけだ。創業時は”ロマンティックでボヘミアンな本屋”と言い出して始めた本屋である。(ちなみにその後は"出会い系本屋"と言い始め、最近は"プログレ書店"と言ったりしている) かつて僕がまだ本屋では