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バックショットの憂鬱
本日土曜日。
新年度の2週間が終わり、ちょっとペースがわかってきた。
新年度は、新入職者や部署異動の人もいて、人的環境も大きく変わる時期。
そのため私の周囲でも疲労困憊の友人知人が多い。週末になってホッとした、という声をたくさん聞く。新年度は何かと疲れやすい。
私は、というと、職場も変わらず、家族でも環境の変わった人もいないため、いつもと変わらない春を迎えた。5歳違いの息子二人のため、受験生の母を多いときは4、5年連続やっており変化慣れしているため、この変わらなさにむしろ適応できない。
そのため自ら変化を求めてしまうタイプだ。
そしてさらに、この3月で大学院を修了したため余計に余裕ができてしまった。ゆえに語学学習などをしているのもある。資格取得の学習も、昨年度後半からひっそり始めていたけど、今月から本格化されたのもそのためである。
そんな何かを変えたい春、思い立って美容院を変えた。場所は神保町、本の街である。
地下鉄一本で行けるのもあり、その美容院が気になって予約してみた。なんとなく良いインスピレーションがあったので、期待してお店へ向かった。
久し振りの神保町は、活気があった。
前に行ったのは、思い出せないくらい前なので
軽く10年は経っているに違いない。
古本屋も多く、たまたま美術書を多く扱っているところを見つけたので、絵を描く母親に場所を伝える連絡を送りつつ、美容院へ向かう。
美容院手前で、行列を発見した。
延々と続く行列の先には、うどん屋が。
(美容院終了後に撮影)
美容院で施術していただきながら、うどん屋のことを聞くと、
緊急事態宣言中でも行列が絶えなかったそう。
しかし、いつも行列なので、美容師さんも気になりつつ行けないらしい。
今回初めての経験だったのは、施術前を見せてくれたこと。
これまで半世紀生きていて、美容院にはそれこそ何百回(?)も行っているが、カット前や染める前の姿を見せてもらった経験は初めてだった。
「今の状況を、写真に撮らせていただきますね~」
カシャ。撮影された。
そして、「今はこんな感じです」と写真を見て、私は愕然とした。
・・・こんな後ろ姿をさらして私は生活していたのか・・・
明らかに痛んでいる髪の毛であり、全体的に茶色になっており、乾燥しているのがわかる。
自分が恥ずかしくなった。
こんな髪をさらしていた自分が恥ずかしい。本当に恥ずかしい。
カットするかどうか、正直決めずにやってきたのだが、
バッサリカットすることにした。
ちなみに元々私は、天然の状態でやや茶色い髪の色であるので、痛んでいるのが理由だけではないが、痛んでいるように見えるので、定期的に全体を黒く染めている。
カット・カラー・トリートメント・ヘッドスパを終えたら、
驚くほどの美しい黒髪に変身していた。
美容師さんも嬉しそうに、写真を撮影していた。
きっと、美容院のHPにでも、ビフォアーアフターで使われるんだろうなと思いつつ、そのことを私は言及しなかった。
顔は映っていないので個人的には構わないと思っているが、確認されないところから察するに、おそらく個人カルテに保管するためだけの目的ではないか。写真は言語化するよりも手っ取り早いし。
綺麗になるというのは嬉しい。
髪の毛も、心も軽くなり、美容院を後にした。
普段自分からは見えない部分にも気を配って生活することの大切さを実感した日であった。
肝に銘じよう。