新幹線の名称について考える(整理してみる)
(注:この記事は以前執筆・公開していたものを一部修正したものになります)
今回も前回に引き続きまとめというか、ちょっとした考察のようなものを。現在の新幹線には多くの名称がありますが、これをある程度グループにまとめてみようと思い、少し考えてみた時のものです。
それでもあくまで素獣の戯言ですので…
あまり真に受けないでもらって、軽ーく読み流してもらって構わないです…
新幹線の路線ごとに、停車駅(速達性)で名称を設定しているのか、それとも運行区間(行先別)で名称を設定しているのか見てみました。
〈九州、山陽、東海道〉
…完全に停車別
各停ー→「つばめ」「こだま」
準速達→「さくら」「ひかり(レールスター)」
速達ー→「みずほ」「のぞみ」
・九州新幹線全線開業とともに通過駅のあるつばめは消滅した
〈上越〉
…完全に区間別
東京〜「たにがわ」〜越後湯沢(・ガーラ湯沢)〜「とき」〜新潟
・東京〜高崎間区間運転たにがわや越後湯沢〜長岡〜新潟間区間運転ときが例
・MAXときの中で越後湯沢で連結する列車が同号数のMAXたにがわになっていることや、MAXとき併結列車やガーラ湯沢行の臨時たにがわの一部列車が途中駅を通過する事から、たにがわは各停タイプではなく、停車駅区分とは言えない
〈北陸〉
…基本区間別、それに全区間列車に関して停車別を加えたもの
東京〜「あさま」〜長野〜「はくたか」〜富山〜「つるぎ」〜金沢
「はくたか」のうち、特に速達に関しては「かがやき」
・つるぎ、あさまの他、長野〜(臨時:上越妙高)〜金沢間区間運転はくたかや軽井沢〜長野間区間運転あさまが例
・上越新幹線並走区間(熊谷、本庄早稲田)は別にするとしても、あさまの中にも安中榛名を通過するものがあることや、暫定ダイヤで長野〜金沢間で通過駅のあるはくたかが登場したために単に停車別区分とは言えなくなった
・敦賀延伸時にはつるぎの運転区間が富山〜敦賀まで延長されるはず(?)
〈東北・北海道〉
…区間別ではあるものの、大宮〜仙台間無停車か否かの停車別要素が大きい
(定期列車では区間別にできるものの、仙台行はやぶさなど臨時列車の区間別要素が薄い)
東京〜「なすの」〜郡山〜「やまびこ」〜盛岡〜「はやぶさ」〜新函館北斗
・はやぶさ
大宮〜仙台間無停車のうち320km運転可能ダイヤ
仙台、盛岡、新青森、新函館北斗行
仙台〜新函館北斗間区間運転あり
・はやて
大宮〜仙台間無停車のうち320km運転不可ダイヤ
仙台、盛岡、新青森、新函館北斗行
盛岡・新青森〜新函館北斗間区間運転あり
・やまびこ
大宮〜仙台間停車駅あり
仙台、盛岡行
那須塩原・郡山〜仙台間、仙台〜盛岡間区間運転あり
・なすの
東京駅発着の首都圏向け各駅タイプ、那須塩原、郡山行
◯東北・北海道を速達別ではなく、行き先別に名称設定したら…(希望)
東京〜郡山間「なすの」
東京〜仙台間「あおば」
東京〜盛岡間「やまびこ」
東京〜新青森間「はやて」
東京〜新函館北斗間「はやぶさ」
おまけ:盛岡、新青森〜新函館北斗間区間運転の定期はやてに関して
・盛岡〜新函館北斗間の最高速度は整備新幹線のため260kmであり、320km運転が可能の区間が無いために名称のはやぶさ化が出来ない
→但し、現在盛岡〜新青森間の最高速度を320km化するために工事をしており、これが完了して最高速度が320kmに引き上げられればはやぶさ化が可能となる
→盛岡、新青森〜新函館北斗間区間運転の定期はやてがはやぶさ化されれば、再び定期運用としてはやてが設定される可能性は低い
→E2系が東北新幹線に残存する限りはE5系と最高速度に差が生まれるために、臨時列車を設定する際にどうしてもダイヤ上320km運転が不可能な列車が発生し、臨時はやて号の設定が生まれるが、E2系が東北新幹線から引退すれば制約も無くなり臨時はやて号の設定も無くなるのではないか?
うむ、やはり個獣的にはいつか「あおば」を見てみたいものですね…
「あさひ」と違って「あさま」混同問題も発生する心配ないですし…(笑)