報告書2024。
盆も明け。季節は一歩前へ。
もう良かろう。
暑さはまだまだ続くが、わたしは本日をもってコックピットから降りる。
ああ、2ヶ月ぶりにシャバに戻る爽快感たるや…。
カラン…。
わたしはいつもの場所に座る。
マスター、久しぶりだね…うん、砂糖多めで。
ありがとう。
わたしはポン牛乳を一気に飲み干した。
※ポン牛乳…ポンジュース🍊を牛乳🐄で割り、砂糖を加えたもの🥤
以下がこの夏の報告書になる。
●蝉アタック 未遂3件(マンション敷地内)
●セミファイナル 目撃8件(内1件は玄関前)
●ヤモリ侵入 1件(玄関から侵入。室内にて捕獲後、解放)
●ブイブイ侵入 1件(玄関から夫と共に侵入。絶命)
●ブイブイ救出 2件(玄関前1 ベランダ1)
●カブトムシ死亡 1件(玄関前にて死亡)
特記すべきは夫の帰宅とともにシレッと我が家に侵入したブイブイであった。
完全に油断していた。丸腰であった。
奴は天井の照明付近で暴れ回り、フッと姿が見えなくなったと思ったらダイニングチェアのクッションの下に潜り込んでいたのだ。
そのダイニングチェアを脚立代わりに照明器具の隙間を探していた夫に踏まれて絶命…という、悲劇。
そんなことある?いや、マジないって。
いや、ないわー。なんでなん?
わたしは自分を落ち着かせるために延々、同じ言葉を繰り返した。
確実に数年はトラウマになる物件であった。
まさにフラッシュバック、夏である。
さて、そろそろベランダの掃除をして来たるべきカメムシ襲撃に備えようじゃないか。