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介護タクシーさん

母の通院日は介護タクシーを利用している。
わたしが利用している介護タクシーさんはとても人気で忙しい。結構、分刻みでスケジュールをこなしているようだ。

だいたい通院日の1ヶ月前に予約を入れるようにしている。

今回はわたしの予約した日がスケジュール的にかなりタイトだったようで、確実に送り迎えできるようにという配慮で、仲間の介護タクシーさんを紹介してくれ、手配をしてくれた。

新しく紹介してもらった介護タクシーさんは沖縄の離島から移住してきて7月から新規開業したらしく、温和で良さそうな人柄の方だった。400人しか人口のいない離島らしく、このあたりは大都会ですね、としきりに言っていた。おしゃべりが好きみたい。タクシーは無言よりはコミュニケーションがあるほうが好きだ。

行きはスムーズで、予定通り診察も終わり、お迎えの電話をかけた。

「お客様のおかけになった番号は電波が届かない場所にいるか電源が入っていないため繋がりません」

???

えーっと、何度かけても繋がらない…。困ったなぁ。 
 
とりあえず、いつもの介護タクシーさんに電話をかけてみた。介護タクシーさんは横の繋がりがあるから、どこか紹介してくれるに違いない。

事情を説明するといつもの介護タクシーさんは紹介した手前、責任を感じ、今から行きますと言ってくれた。無理をさせたのではないだろうか。どうやら新規さんは少しのんびりしたところがあるとの事だった。なんとなく解る。

行きに送ってくれた新規の介護タクシーさんは電話のバッテリーが切れたみたいで、病院の近くに待機してくれていたようだが、あとで電話がかかってきて平謝りされた。

近くに待機してることを病院のロビーまで伝えに来てくれていたら行き違いを防げたのになぁ…と残念だった。

スマホのバッテリー落ちという、タクシー業者にとって致命的なミスではあるが、そこは人柄に免じて、また利用しようと思う。人間だもの。失敗を経て成長するのだ。きっと予備バッテリーを用意するはず。

わたしとしても複数の介護タクシー業者さんと繋がりを持っていたほうが助かる。

そんなこんなの1日だった。

ところで介護タクシーは割とお金がかかる。
母の施設から病院まで車で10分だが、往復で5000円超えになる。
だが車椅子ごと、ベッドごと、運んでくれるから歩けない利用者には必須のタクシーだ。
市から介護タクシーの助成チケットがあるらしいので申請しようと思う。

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