2240829 平等では足りない、フィルムが高い
朝から兄弟喧嘩でスタート。平常運行ご苦労様です。
保育園のあるフロアへ階段で行くか、エレベーターで行くかの争い。兄はエレベーター派、弟は階段派。
基本的に兄弟平等は意識して、昨日は兄の所望であるエレベーターで行ったから、順番で今日は階段で行きますか!と提案してみたが、負けを認めた兄がその場で寝転がりタコのように階段にへばりついて、頭に埃もつけてTHE不機嫌。ちょうど同タイミングで出勤してきた先生にあらあら〜と鼓舞していただきながら、なんとか保育園内へ。
夫は長男なので気持ちはわかるとのこと。
兄としては兄弟平等では意味がないのだ。あとから求めてもないのに突然現れた弟よりも、自分が優遇されなければ納得がいかない。弟の存在に対する危機感が、兄には常にあると。
親は平等で良いと思っている一方で、子はそれでは足りないのだ。大変難しい問題です。
弟は基本毎日走って自分のクラスの部屋へ直行し親を振り返りもしない強者。兄は繊細なので私の足元に顔を埋めてしがみつき動こうとせず、しばし登園拒否。なんとか先生に託し別れた後、自分の足元を見たらズボンに涙の跡が少しついていた。
救急車のサイレン音がする。見ると小さな車もごついデカいトラックもみんな停車し道を譲ろうとする。この一体感は凄いなと毎度思う。
よく見ると音の正体は救急車ではなくドクターカー。事故や災害の現場に医師を乗せて走るという。どうかみな無事であってほしいと願う。
本日は所用ついでに父から譲り受けたカメラ用にフィルムを購入した。ついでにKodakのレンズ付きフィルムも久しぶりに買ってみた。持つだけでオシャレ文化人になれる。
写真なんてこのご時世、スマホなりデジタルカメラなりでほとんど無料で撮影できるのに、フィルムカメラとならばフィルム代2,000円前後を支払わねば写真撮影は不可能。かつ閲覧可能な状態にするには現像代1,000円弱、スマホにデータ転送するならもう1,000円くらいかかる。
自分が幼児期はそこまで高価なものではなかったんだと思うが、それでも写真の撮影〜現像までにそれなりのお金と時間と労力がかかることが普通だったと思うと、当時の写真のありがたみ重みは凄まじい。実家に残るアルバムに入ったL版の写真は、両親が厳選して撮影してわざわざカメラ屋で現像してきた最高の瞬間ばかりということになる。その事実だけで泣きそうだ。
現代ではフィルムカメラというのは金持ちのおもちゃという感じだろうか。そもそもフィルムは需要が減って生産を減らしており、原油高とかもろもろの影響もあって価格が高騰してるらしい。買ったあと、贅沢をしてしまった、と思った。財力ないのに。
しかしそれで気持ちが健康になるならよしとするか、と思う。無趣味からの崇高な趣味を手に入れるサクセスストーリーに縋り付いて必死です。
取り急ぎフィルムカメラでは夫と兄弟を撮影してみた。うまく撮れてるんだろうか。