マジクリインタビュー②~音響・牧嶋康司~
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このnoteではPEANUTS70周年を祝して2020年にスタートしたSNOOPYのクリスマスコンサート billboard classics × SNOOPY『Magical Christmas Night』(略称:マジクリ)に関する最新情報をお伝えします。
今回は、音響を担う牧嶋康司さんのインタビューをお届けします!
会場の音づくりを手掛ける牧嶋さんに、コンサートの裏側や2024年公演の意気込みをお聞きしました👂
——2023年公演では具体的にどのような役割を担っていましたか。
牧嶋:音響を担当しています。
――2023年以前のSNOOPYクリスマスコンサート公演と比べて、2023年公演で苦労した点、楽しかった点など感想を教えてください。
牧嶋:雪だるまにクリスマスアーチ、犬小屋ドッグハウスなど舞台セットが豪華になりましたので、それにあった機材選定や配置プランに時間をかけました。
オーケストラコンサートは舞台の反響板を使用して音を響かせて客席に舞台の音を届けますが、SNOOPYコンサートは反響板はありません。
各楽器が最良の音質音量でお客さんに届けるよう、マイクやスピーカー、演奏者のモニタースピーカーを選定しました。
楽器に直接マイクをつけたり、目立たないよう譜面台にマイクを設営したりなどしています。
クワイア、JAZZトリオが舞台前、大編成のオーケストラが舞台奥に配置されていますので、マイクを通した音に時間差が出ないよう、Deley(遅延処理)を細かく多用し違和感のないように細心の注意を払いました。
――クワイアやジャズトリオが編成に入ることで音作りにおいて、通常のオーケストラコンサートとは違う点はありますか?
牧嶋:昨年までのクワイアは、讃美歌を歌うようなイメージで配置されていましたので、目立たないマイクヘッドでスタンドを使用して全体を拾えるように配置しましたが、城田さんの演出では賛美歌はもちろんですが、楽しく盛り上がる曲が多く、動きも自由度が増すこともありワイヤレスマイクにしました。
JAZZトリオは主には音の大きなDrums。BassもAMPを使用し音を増幅するので、リズムセクションのシンバルやAMPが真後ろにいる、ストリングスマイクに音がかぶらないよう、クリアソニックを置いて遮音しました。
城田さんからも通常のアコースティックなオーケストラコンサートではなく、ファンタジーな豪華な音にして欲しいとの要望があり、楽しく尽力しました。
――開場時のSEはどのようなイメージで制作されましたか?また、実はこんな音は入っている…などの裏話があれば教えてください。
牧嶋:地球には冬のクリスマスもあれば夏のクリスマスもあるというコンセプトの話が事前ミーティングであり、虫の鳴き声の提案が城田さんよりありました。
そこで、会場SEは舞台に配置された音楽会場のある、自然の山の中の四季をイメージしたSEを意識しました。
結果、虫(全50種弱)、鳥の鳴き声(10種ほど朝の爽やかな鳥から、夜行性の鳥まで)、木の葉の飛び散る音、湧水、川の流れ、小動物の動きの音なども入れてMixしてみました。
鳥や虫、風の音などは高い位置にあるスピーカー、水の流れや小動物、地面にまう風の音などは低い位置にあるスピーカーから送出しました。
兵庫の会場ではサラウンドスピーカーもあり、立体的に音を配分することもできました。
「まもなく〜」という5分前アナウンスの前には、夜のフクロウの声が流れていたのに気が付いた方はいらっしゃったでしょうか。
――今までのSNOOPYクリスマスコンサート公演ではアーティストとしての城田優さんでしたが、演出家・城田優の印象を教えてください。
牧嶋:城田さんが演出することにより、よりメリハリがある、ファンタジーな楽しいクリスマスになったと思います。
SNOOPY登場のフューチャリングも演出が入ることで素晴らしかったです。
みんなで作り上げようといつも明るい姿勢で、みんなの意見を聞き、スタッフ達からのどんな質問にも瞬時で答え、妥協をしない城田さんの頭の中の考えは何%実現できたのでしょうか、気になります。
――2024年公演の意気込みをお願いします。
牧嶋:今年はより一層のSNOOPYの魅力を、楽しいクリスマスを皆さんと過ごせるよう、尽力したいと思います。
――インタビューのご回答ありがとうございました!
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次回もお楽しみに♫
2024年マジクリHP🎄:billboard classics × SNOOPY 『 Magical Christmas Night 2024』 | Billboard-CC