自民党“ニノさん”が合法的な買収案をお披露目 河井夫妻を牽制か
今週、すっかりおなじみ”文春砲”が炸裂しました。
国家権力の監視というご矜持よろしく、お得意先の自民党相手にケンカを売るのがお約束なのですが、今回は文春を通じて自民党が合法でカンタンな選挙買収方法を提示してくれています。
ここにきて結託するとは、さすがの文藝春秋もヤキが回ったのでしょうか。
この文春砲を見て最も地団駄を踏んでいるのが、露骨に自分たちの票を買い漁って、手が後ろに回ってしまった河井夫妻でしょう。
特に河井家の大黒柱を務める旦那克行は法曹界のカシラである法務大臣の任にあったので、大変な恥辱を受けたと思われます。
まさか身内から、こんな辱めを受けるとは。
さてさて、今回の買収案の発起人は京都では知らない人はいない、あの二ノ湯智さんです。
おそらく愛称は「ニノさん」。
私はある参院選でこの人の名前が書かれた府民からの“ラブレター“(票)をいやというほど目にしたので、はっきりと認識しております。
ニノさんのやり口はこんな感じ。
河井夫妻のように、いくら票がほしいからと、地元議員や地元有力企業の社長さんを1軒ずつ回って、ご丁寧にお金配りをしていたら、あっけなくブタ箱行きです。(公職選挙法違反)
そこでニノさんは考えました。
候補者→買収相手
この構図のまん中に京都府連を入れて仲介させるのです。
まず京都府連が候補者から買収金を預かり、それを京都府連から各議員へ配布する。こんな方法です。
要するに(法的に)汚れたお金をクリーンなお金に変えてしまうということ(マネーロンダリング)。
しかも、この方法を示した文書は2014年に作成されていました。
いやいやさっさと自民党本部に展開せんかい!
とはいえ、さすがに選挙上手な自民党議員にこんなにも分かりやすい不正をはたらくアホがいるとはつゆほども思わなかったんでしょうね。
案の定、この文春砲に野党は猛批判を浴びせ、「河井夫妻の再来か」と色めき立っています。(ニノさんもさすがに河井夫妻と一緒にはされたくないでしょう)
しかし、喧嘩上手なニノさんはあっさりと現金配布を認め、買収の意図は否定。
当然、この案件は公選法に引っかかる可能性は低く、それを分かっていたからこそ認めたんでしょう。
野党はこの開き直り方と合法的な買収方法を学ぶべきです(特に立憲民主党のみなさん)
いずれにせよ、合法であってもカネで民意を買うような輩は誰であっても信用できないので私は投票しませんが。
ただ、間違いなく票は上積みできるし、まだ嫌われていない段階であれば自民党と同じことをしても民意を得ることはできるでしょう。今の日本人の7割は無理なく欺けると思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。