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緊縛ショーのつくり方(初級編)

#こんなノリノリな緊縛ショーは観たことがない

みなさんこんにちは、縛師のたかせ秦之助です。

「緊縛ショーってどうやってつくってますか?」的なご質問をいただきまして。

先に申しておきますが、たかせはショーパフォーマンスは割と苦手です。

しかも現在、ショーパフォーマンスは積極的には取り組んでいません。

ただ、実はたかせは元マジシャンだったりしまして。
#アマチュアですが
#引退してます
#アマチュアなのに引退という謎の所業

でもって元々、緊縛ショーに感動しすぎて緊縛師になったクチでして。
#当初は緊縛ショーパフォーマーを目指していました
#今は活動コンセプト的にショーパフォーマンスは保留にしています

そんなこんなで、ショーパフォーマンスには一家言持っていたりはします。

というわけで、ショーパフォーマンスは苦手だけど、それなりに思うところはある立場から、つらつら書き殴って参りたき所存です。

なお、緊縛界隈では、アマチュアでも出場できるようなショーイベントがちらほらとありまして、そんな時にこの記事を思い出していただけたらありがたいなーと思う次第であります。

緊縛ショーか、緊縛ライブか

言葉のアヤ程度の話ではありますが、「緊縛ショー」と「緊縛ライブ」とで、微妙に使い分けられていたりします。

緊縛ショー
強いていうならダンス的な、観客に見せることに特化したパフォーマンスのことを言ったりします。

緊縛ライブ
どちらかというとプライベートで行うような、緊縛プレイを実演するパフォーマンスのことを言ったりします。

両者の境はグラデーションなので、必ずしもパキッと分けられるものでもないですが、イメージ的にはそんな感じです。

ただ、実際にステージに立つとなったら、どっち寄りの表現をしたいかというのは、縛り手と受け手とで、事前にすり合わせをしておくことは大事かなーと思ったりします。

緊縛ショーの構成の考え方

緊縛ライブに関しては、構成も何もあったもんじゃないと思いますので割愛します。
#構成のある緊縛ライブもあるかもだけど

で、緊縛ショーの構成ってどう考えるのかという話なんですが、これはもう結構人それぞれな感じもあるのですが、とっかかりとなりそうな要素としては、下記の感じなんじゃないでしょうか。

  • コンセプト

  • ストーリー

  • 音源(BGM)

  • 衣装

  • 緊縛の展開

上記のいずれかから着想して、最終的に全ての要素を満たしていくことになるかと思います。

たかせの場合

構成のアプローチなんて無限にあると思うので、決定版的な話はないのですが、参考までに、たかせの場合で話をさせていただきますが。

たかせは割と音源から始めることが多いです。

過去の例で言うと、

サルサ
当時のショーモデルをしてくれた人がペルーの出身でして。
ペルーでポピュラーな音楽といえばサルサだということで、BGMはサルサ、衣装もサルサということで構成しました。

クラブミュージック
DJがこちらの動きに合わせてくれるという贅沢なショーがありまして、ならばクラブにいそうな人風の衣装で臨みました。

フューチャーベース
この時は、3組でワンステージという特殊な演出だったのですが、どこから手をつけたものか迷った結果、とりあえず音源から決めね?みたいな感じだった気がします。
#記憶が怪しい

ジャズ
この時は、通りすがりに耳にした音源がめちゃくちゃツボりまして。
それがジャズっぽい音楽だったので、その音源をベースにジャズミュージックで音源を構成し、やっぱりジャズっぽい衣装にしました。

般若心経xテクノ
これも前項と同じような話ですが、たまたま耳にした般若心経のテクノリミックスがめちゃくちゃかっこよくて、その音源をベースに構成しました。
ちなみにこの時は、知人の元僧侶にもステージに上がっていただき、生で般若心経を詠んでもらいまして。
衣装は和服にしました。

という感じで、たかせは音源→コンセプト→衣装→緊縛の展開みたいな感じで考えることが多かったです。

上記ではコンセプトについて深く言及はしていませんが、音源のコンセプトに寄せる感じで構成しているので、音源とコンセプトをセットにして、構成を考えている感じです。

で、最初に挙げた上げた5項目の内、ストーリーが入っていないんですが、それを組み込めるだけの技量がないもんで、棚上げにしている所存です。
#マジむずい

先に述べた通り、これはあくまで、たかせ的なのアプローチの話でして、コンセプトから考える人もいれば、ストーリーから考える人もいれば、衣装から考える人もいれば、緊縛の展開から考える人もいると思います。

どれから考えなきゃいけないということもないので、思いついたところから話を広げていけばいいと思います。

理想的には、5項目全てを網羅した構成になると、ショーとしてはかなり見応えのあるものになるんじゃないかと思っています。

余談

そんなこんなで、緊縛ショー初心者の方は、このくらいのところを考えてもらえば充分なんじゃないかと思っています。

それだけでは満足できない、パフォーマーとして売れたいという方は、さらに色々と考えなきゃいけないことがありますので、その辺りはまた明日の記事で解説したいと思いまする。

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