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1on1 と Team+

この記事は 開発生産性 Advent Calendar 2024 の8日の記事です。
(今は12月23日ですが、枠が空いていたので書いてます、後出しですね)


開発生産性への需要が高まってきており、自身が所属するチームでは、エンジニア組織の見える化(健康状態の確認など) & 生産性向上をサポートしたいという目的で Findy Team+ を導入した。

では、導入して開発生産性は向上したのか?

そのままだと非常に難しい問だと思っており、その難しさに対して仮説を立て、検証を繰り返しながら、紐解いていくことになると思っている。もちろん(基本的には)正解はないため、自分がそう思ったからそうだ、ということはなく、周りの人から一定の理解を得られて初めて、良かった or そうでもなかった的な評価になってくるのではないだろうか。

そんな開発生産性とは、少しだけ離れたことを書く。

Team+ を導入した目的は、開発組織の見える化(健康状態の確認)としたが、チームの見える化、そしてチームに所属するメンバーの見える化にも大いに役立つものであると思っているので、そのあたりを少しだけ触れてみたくなった。


メンバーの健康状態にも活用できる

同じ組織、同じチームだからと言えど、人によってやっていることが異なるのは当たり前である。そのため、GitHub issue を立ててメンバーに依頼するケースもあれば、GitHub issue は使わずに Notion などで管理しているケースもあれば、自身で実装するケースもあるし、コードレビューの依頼がくることもある。本当にいろいろある。

そんな中でどうやって健康状態を見るか。
個人的には、人や仕事(の量や質)、それ以外なんでも結局は "その良し悪しは比較でしかない" と思っている。大きいか小さいか、仕事が出来ているか出来ていないかも比較でしかない。

比較でしかないと言いつつも、愚直にメンバー間で比較してもあんまり意味はない。比較して良し悪しをつけたいわけではなく、健康状態を見て、いまどんな状態なのか。その状態から良いところどんどん伸ばせばよいし、悪いところは改善していけばいい。

では、どんなことを見ているのか。
自分のアクティビティを例にいくつか書いてみる。

自身のアクティビティ
  • (一部でissueはNotionだったりもするため)PR作成数、コミット数、レビュー数を見てたりする。

  • チームにもよるが 1week でプランニングやレトロスペクティヴをやっていることが多いような気もするが、なんだかんだウィークリーで見るのが良いと思ってる。

  • 直近のPRから、何をやっているのか想像する。

  • 推移のグラフで特に気にしているのは減少傾向になっていないか。

もちろん期末や期初は、チームや自身の評価を振り返ったり、個人目標を立てたりするため、その期間は(推移が落ちるのは)仕方ないかなと思ったりもしている。


健康状態を念頭に置いて話してみる

毎年、健康診断を受けていて20代はオールAだったが、30代になってからもAは続くが、ちらほらA以外がでてきた今日この頃。その健康診断では、AやBなら大丈夫そうだなと思うし、Cなら経過観察、Dから再検査?みたいな感覚と似ているような感じもある。

なので1on1の前に、Team+のメンバー詳細から直近の行動を想像してみる。推移のグラフを見ながら…
(気持ち的にはお医者さんだ、お医者さんの実務経験はゼロだが。)

  • AかBっぽい感じなら、なにも話に触れない

  • Cのような気がしてきたら「最近はどんなことをやっているんですか」的なところから深ぼってみる

  • Dっぽいぞ、は話を伺ってみてその感覚が覆らなければエスカレ

など、「〜っぽい」は言語化できていないが、そこは自分の直感を信じるしかないのかもしれない。(もう少し上手くやれる方法はあるかもしれないがまだ模索中)ただ、自分がそう思ったことは大事な観点でもあると思う。


自身のアクティビティです

もう一度、自分のアクティビティに戻ってみる。
空白の3ヶ月は育休期間で、育休あけてからはベースライン(7の横線)から下ぎみに停滞していたが12月は上がりだしている。Team+ 上ではBっぽいとか判断すると思う。(もちろん、開発以外での取り組みもたくさんあり、一概にはいえないがものの Team+ で開発のアクティビティを見れるのは非常にありがたい)

ここまで書いておいて改めて。

自分がされて嫌なことは人にしない。
これは自分の信念的なもののひとつであり、グラフを見ながら細かく指摘されると、それはそうなんだけど…で詰められている感じもするため、(本当に必要がなければ)Team+ を持ち出して1on1で会話することはあんまりないと思う。

なので、見出しに書いた「念頭に置いて話してみる」である。
自分は「話す前」に確認しておきたいことを整理して「話した後」に確認したかったことが確認できたか、を確認してたりする。

おしまい。

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