【読書感想】誰のためのデザイン?増補・改訂版
✍️業務でユーザビリティテストからの改善提案をやっている関係で、関連の書籍をぼちぼち読みます。書評というより、本を読んで思ったこと・体験したことをメモしておりますよ。
本日の書籍はこちら
✍️企画する人、体験を考える人、UI作る人、そこら辺の人は、
とにかく読め!最初に読め!全員読め!と思いましたよ。
デザイナーだけじゃなくて、おまえら全員だー!と。
『ユーザーにとって使いやすいサービスを作るために、どうしたらいいかわからない』という人って、何から始めればいいかわからない、とよく相談されるのですが、どういう気持ちで取り組めばいいかわからない、みたいなところもあると思うんです。
思い当たる人は、とにかく読め!としか言いようがない。。。。
✍️目次の幅広さからもわかるように、認知科学の細かいところからビジネスとの関わりまで、『良いデザイン』とはどういったもので、どう関わっていけばいいのか、どう活用していけばいいのか、納得が得られるんじゃないかと思います。
<目次>
第1章 毎日使う道具の精神病理学
第2章 日常場面における行為の心理学
第3章 頭の中の知識と外界にある知識
第4章 何をするかを知る—制約、発見可能性、フィードバック
第5章 ヒューマンエラー?いや、デザインが悪い
第6章 デザイン思考
第7章 ビジネス世界におけるデザイン
『使いやすいこと』『良いデザイン』に対する全体感がつかめるだけでも読む価値ありますが、これ一冊で全体を網羅している、というところがポイントになってくるんじゃないかと。
とりあえずこの一冊よんで、あとは興味のある沼にはまっていくのが良いと思います。
✍️興味がないところは退屈になったり、難しいと感じるところもあるかもしれませんが、そういったところは『理解しよう』とがんばるより、サクッと飛ばし読みしてしまった方が良いかもしれません。
興味が出てきた時に、また読み返せばいいし。
細かく理解していく、というよりも、最初は全体を把握して、次に細かく理解していくのに良い書籍なんじゃないかと思います。
ざっくりとも読めるし、深くも読める。
この書籍をHCDの勉強を始めた当初に読んでいたら、理解がもっと早くなっていただろうなと思うところも多いです。
なので、最初の一冊として、こちらをオススメします。
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