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2band boost only

というわけで、Nordstrandの2B+ preampを搭載した楽器が帰って参りました。Citron BO-4です。90年代の作だと思われますが、当初EMGのダブルコイルとEMGのサーキットが載っていました。元々5穴で、手前の空いているところにマスターボリューム、奥の4穴にたしか、バランサー、ミッド、ミッド・フリークエンシー、トレブル・バス・スタックだった気がするけれど忘れました。

ボディはリンバ、入手は2001年になりますが、初めてリンバ(コリーナ)が採用されたベースを弾きました。ウェンジ指板も同様です。3ピースのメイプルネック、プレーンめのメイプルトップ、ウィルキンソンのブリッジやシャーラー・ペグなどヒップショットが席巻する前夜ということで、ビンテージ感すら漂わせています。

9月11日を2日過ぎました。2001年の7月6日から300日間、ニューヨークに住んでいましたので、ワールド・トレード・センター・アタックの影響を受けました。死生観の変わる出来事でした。

その年の11月、ジョージ・ハリスンが亡くなった記事の新聞が売られている日、ウッドストックのハーヴェイ・シトロン邸へ伺い、くだんのベースを買わせて頂きました。

そうしたビハインドストーリーが多くある楽器で、今後は人生が終わるときまで手許に残したいと思っています。

ですが、使ってみるとなると、いろいろと不満があって、先日のNordstrand dual bladeもEMGシェイプだったのは、これに載せていたからで、様々なエレクトロニクスを試しました。現在はどうなっているかと言えば、EMGのケースに収まったSeymour Duncan SJB-1が、それぞれネック寄りの位置に取り付けられており、これで70sのJBと同じ位置にシングルコイルを置くことができ、まずPUの搭載位置に関する消化不良感を拭うことができました。

Sadowskyのプリアンプを所望しておりましたが、入手困難になっており、ブーストオンリーを探したところ、目に付いたのがNordstrandでした。これまでは同社の3bandを付けていましたが、やはりこちらの方がいいです。ノブは2vol、1toneにスタックでトレブル・バス、パッシブにも切り替えられます。まだ外で使っていませんが、一応の決着を見たと思っています。

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