仕事用ミニマムシステムを考える 6
極小ボード完成
これまで書いてきたように、ベースのギグバッグに収まるサイズ/重量で、仕事の場において音質/機能に不満の無い装備を選定しました。
PJピックアップ構成の5弦アクティブ・ベースを主に使用する前提で、基本的にはローピンピーダンスで出していますが、その後ボリュームペダルによる音質変化を予防する意味でバッファーを設け、そこからパララレウアウトで常時onのチューニングメーターへ送るセットです。9V/500mAの小型ACアダプターから1本のケーブルで分配し、外部電源駆動とします。
これを200mm x 195mmのアクリル板に面ファスナーで留めています。アダプター込みで1110gに収めることができました。この連載の最初で考慮に上がったErnie Ball VPJr. Tuner本体よりも軽くできたことに満足です。勝因はHotoneのAmpero Pressが430gと軽量で、かつ音質はハンドワイアドに勝るとも劣らないロスレスであり、理想の実現に不可欠な存在でした。
これを2本の3mシールドケーブル、ストラップと共にベースのギグバッグ(AtelierZ純正)のポケットに入れますと、こんな風。パンパンとまではいかず、まだ余裕です。
これでギグバッグの重量は7120gとなり、道具一式としてはだいぶ軽量で取り回しが良いのではないでしょうか。電車で職場へ向かうことも、これで可能です。手荷物にはお茶があったり着替えがあったり、そこそこ量があるので2個口にまとめられれば助かります。
予測では我慢が強いられるのではと感じておりましたが、非常に満足度の高いシステムが構成できました。One ControlとHotoneに感謝します。非常にニッチな商品だからです。そして全ベーシストにお勧め。