見出し画像

近頃の楽しみと小さな悩み

悩みと書いたけれど楽しみとの対比に使った言葉で大したことはありません。これも喜びとは言える、小さなひとつの課題に直面している話です。

悩み無しの完全無欠な方は、アニメの"odd taxi"を見ることです。アマゾンプレミアムで見ています。13話で完結するようなので、一日1本のみにして、いま9話まで来ました。見終わったらもう一度スタートから一気見しようと思います。よくもこんなお話が作れると、えらく感心してしまいますが、マンガ原作ですので作者、天才です。ふだんアニメは滅多なことでは見ません。以上。

で、苦労している方の話が本題。それはコーヒーを美味しく淹れるのが、単純に至極難しいということで、Delonghiの自動エスプレッソマシンを使っていますが、その続報です。

昨年買って良かったもののベスト3に入れたかと思うのですが、これまでこのMagnificaというマシンで、自動で淹れてそれなりに満足していたのです。毎日飲むのはラテなので、エスプレッソと牛乳の量のバランスがいい按配に決まった段階で、言ったら、それだけでスタバには勝てていました。

毎日1杯に限定していても、豆はどんどん消費します。補充のたびに、それなりに選んで、好みの豆を見いだそうとするのですが、期待ほど味に変化が出ません。牛乳で割るのが差異を見えにくくしているのは承知ですが、少しでも自分でカスタムしている実感を得たかったのが、敢えて言えば少々の不満でした。

画像9

そんな折、豆はグラインダーで挽かないと本当の味出ないよ、と教えてくれる方がいました。同じマシンのユーザーさんです。豆選びの情報も語っていただきましたが、その時話に出たBodumのグラインダーを、真似して早速導入いたしました。到着は6月19日でしたので、すでに25回は使っています。

画像1

上のバスケットに豆を入れ、その下の赤いゲージを希望する粒子の細かさに合わせます。エスプレッソ用ですので、一番細かくしています。要は、Magnificaではここまで小さく挽けないらしいのです。必要量の豆を入れて、あとはスイッチオンするだけですが、右上の赤い大きなダイアルによって、挽く動作を継続する時間を、最大20秒まで設定することができ、豆を多めに入れておいたままでも、粉としての必要量がセッティングできます。この装置では、粒子の大きさと分量を、非常にアナログなやり方ですが、アジャストできます。

画像3

Magnificaに内蔵するグラインダーを使用せず、挽いた豆から淹れる場合には、色々気をつけることがあって、まず電源オンする前に粉を入れてしまうと残置物として排泄されます。挽いた粉は、コーヒーを落とす直前に入れなくてはなりません。その手順を時々間違えます。なにせグラインダーの使いこなしに関心が行っていますから、先に挽いてしまいがちです(マシンに投入しなきゃいいだけですが)。

画像4

あと、量ですね。付属のメジャースプーン1杯半までと取説に書かれています。ここに規定より入れすぎてしまうと、固められなくて余った粉もまた、終了時、あるいは始動時に廃棄されます。次に持ち越すことはできません。

そうした失敗を繰り返しながら使っていますが、粉の量、使用する水の量などの兼ね合いが、自動でやるときに比して全然うまくいかないのです。

そこでYoutubeを見てみます。星の数ほど出てきますが、いくらかざっと見てみると、業務用のマシンを使用している方は、やはりそれなりに参考にしたいことを言ってくれています。まず粉18g、水(抽出した後のコーヒーの量ですが)40gというのが、エスプレッソの定説になっていました。

画像2

Magnificaの水分量の調節はダイアルで指定しますが、9時の場所で30g、12時の場所で90gということで、その間を4つに区切る線が書いてあります。1本のメモリ毎に15g増えると読んで、9時の位置から15°くらいつまみを右へ回してみます。

画像5

この時の結果はNGで、全然増えません。やってみるとコーヒーがポタポタ点滴のように落ちています。その訳は、粉の量が多すぎ、かつ目が細かすぎて水が通過できていない可能性があります。Youtuberの皆さんは業務機をお使いなので、多くの作業がマニュアル操作できますが、民生機ではそうはいきません。本来は抽出の時間で水分量を調整するようで、そこを調整はできないのですが、計ってみると29秒でした。

画像6

とりあえずグラインダーを買ったのだから、目は当分の間、一番細かく挽きたいと思います。ですから、18gというのが多過ぎと考えます。もちろん、それは自動の内部清掃によって粉受けに捨てられる量を見てもわかります。実際の所、メジャースプーン1杯半は12gにもなりません。禁を破って本日2杯目を入れてみると、この量では水(コーヒー)の落ち方が早くなって、それに応じて60gも抽出されました。味も全く別物になります。水調整ダイアルは、粉の量、目の細かさによって、抽出量が一定しないので様々に組み合わせて試す必要があります。

画像7

というわけで、あるときは水っぽい、あるときはえぐみが出る(チョコレートを食べた後のような舌に残る感じ)等々、一度として満足な味が出せていません。

画像8

ひとつだけわかったのは、とりあえず豆の違いは、以前より感じる、ということ。コーヒー豆の味は、より忠実に反映されるようにはなっていることを感じつつ、まだまだ遠い道のりを歩く必要があります。ここでも思うのだけれど、やはり私はマニュアルが好きですね。業務機は買えないけど。




いいなと思ったら応援しよう!