音で選べばそうなるよね
一昨日、たまたま島村楽器 新宿PePe店のライブ配信を伝えるTwitを見ました。生は無理でしたのでアーカイブを拝見したところ広瀬さんがフィーチャーされていて貴重なお話が伺えました。しかしKenneth Lawrenceのホリーの5弦が凄まじく良いことが、いやぁ広瀬さんも仰っていますが、ずっと探していた音がそこにあることが動画を通じてもわかりました。
同時に、島村楽器がなにかイベントめいたことをされていると知り、同種のアーカイブをスキミングしたところ、エレキギターがどうしてもメインで、アコースティックも少しありましたが、ベースは上記含めて2店だけが扱っておられました。
地方のパルコに行くと島村楽器が入ってる率高いっていうあるあるは気のせいでしょうか。先日FCGRを試奏させていただいた静岡パルコ店も配信をされておりました。
前半のギターパートは、申し訳ありませんが飛ばして、48分頃からのベースパートはじっくりと見させて頂くと、なかなか興味深い情報がありました。
Wood Custom Guitarsの上田さんが登壇されて、このイベントに出展するために製作されたJBフォルムの5弦ベースについて解説されています。新しいテクスチャーのフィニッシュカラー、新開発のピックアップが基軸となっているようですが、個人的にピンポイントで刺さったのは、この「ビンテージ寄り」のピックアップに対し、ブリッジはHipshotのAではなくBスタイルを、プリアンプはOBP-3ではなくTCT系(系とわざわざ仰っているのでTCTではなさそうです。Xですかね)を採用しているところでした。アルダーボディ、ローズ指板という材構成です。
デモンストレーターの方が演奏するこの楽器の音色は、セッティングの問題で収録時に歪みが乗っており、弾くたびに煙が立ち上っているような幻影が見えましたが、率直に言って非常に良かったです。最高と言っていいかもしれない、かな。Woodのベースは試奏経歴があり、どれも印象が良かったですが、つまらないことですが弦間が広いため、私の買うべき楽器ではありませんでした。
とはいえ、(買えないけど)ケネスにしろ、ウッドにしろ、19mmピッチであることに目を瞑っても持たなくてはならない、弾きこなしていかなければならない楽器ってあるよな、と思い知らされる一連の島村動画でした。