近況(2025年1月)
大晦日の更新以来となります。せっかくフォローしてくださる方もいらっしゃるのに間が空きまして申し訳ありません。下書きにはちょいちょい書き残しているのですが、それなりにすらまとめられずにアップしていませんでした。今も隙間時間ということで、時限のある中で筆の進むまま書いております故、伝えたりない部分があるかもしれません。
さて、年末年始の5連休で防音室(以後気取ってスタジオと言います)内のレコード/CD棚3竿と機材収納するスチールラックの配置換えを行いました。春頃に新しいMacを迎え、DTM環境を強化するため、所謂スタジオデスクを導入することにしました。部屋は8畳ほどで防音の壁や床、天井でふかしてありますからそれより狭く、楽器/機材と音楽メディア(のフィジカル)、メインのコンピュータ等を収納してキチキチです。ベースアンプキャビネットとコンボアンプ、7台あるのでアンプの壁もできています。弦楽器は大幅に整理して20本以下にはなっているのですが、それら全部は入れられません(普段使わないものはケースにしまってリビングや寝室に置かれます)。
スタジオデスクは既製品に良いものが無く、昇降デスクの脚部のみ購入して天板はオーダー家具の店に発注し、到着を待っています。当初の配置プランで、まだ機材を組んではいませんが、使用感をイメージし続けるうち、計画を変更したくなりました。天板のサイズはもう変更不可で、ちょっと大き過ぎたかなと思うのですが、最悪カットすればいいということで、とかく使いやすさとモニター特性最優先にレイアウトできればと思います。実はもう一度数千枚のCDを詰め込んだ棚の移動を独力で行う気力が涌かず、今日はこれからお手伝いに友人が来てくれます。
ちなみに正月に行った家具移動はプロセスを撮影しているのでまたの機会にアップします。いやぁ、ほんとしんどいですよ…、中身を除ける場所が厳しいからね。
それに絡む話題となりますが、ヤマハのデジタルミキサー、DM3を発注しました。これは月末までに届く予定です。これまでオーディオインターフェースはプリズムサウンドのライラ2を使用しており、音の良さには満足してきましたが、もう1歩、バンドを想定した録音現場へ対応力を上げるための導入となります。dante搭載モデルは品薄でしたが在庫を見つけました。
一方、モニター関係ですが、スピーカーそのものに関しては単純に信頼している機種を確保しており(90年代英国のTDL)、パッシブですから鳴らすアンプが必要ですが、それも安定していました。ところが、自分の耳で解像度やフラットネスへ満足を得ていても、客観的にそれが正しいかどうか、商業的なミキシングやマスタリングを請け負うことがないために度外視していたことを反省します。ということで見直しが始まります。
具体的にはルームアコースティックを補正するDSPの必要性を感じ、ノイマンのシステムを入れることにしました。KH750はサブウーハーですが、MA1というマイク+アプリを使用してリスニングエリアを測定すると、サブウーハーから補正した(イコライズした)信号をサテライトスピーカーへ出力でき、2.1システムとはなりますが自前のスピーカーを生かしながら周波数と位相の整った聴取環境を構築できます。
中・高域用に同社のKH80DSPを揃えたい思いもありますが、一気に全てを変えるのではなく、段階的に、必要に応じて手を入れたいと思います。先に80単体を用意しても補正が可能ですが、サブウーハーを入れるならばサテライトの組み合わせに制限がないため(アクティブ/パッシブ問わずノイマン以外も可能)初手としては間違っていない気がします。
初手、と書いて一昨日の棋戦を思い出しました。女流棋士として三冠を維持する西山朋佳さんがプロ棋士になるための試験、いよいよ最終局となっておりました。朝からYoutubeの生配信を見て、午後の仕事場でもそわそわしましたが結果を知り、我がことのように悔しさが込み上げてきました。過去、もっともプロ棋士に近づいた女性ということで、既に偉業を成し遂げたとも言えますが、巷間伝わる年齢的なピークをそろそろ迎えそうで、今後また挑戦の機会が得られるとは考えにくいのが、世間の評価ではあります。それでもなお、女流棋士のトップランナーとしてこれからの活躍に期待したいと思います。本当に、念を送る、という意味では相当な応援をしていたつもりでしたが、届かず残念です。
機材のことを書くと読者数が伸びるのですが、今回はまだ計画のみですので(と言っても発注済み)単なる近況報告となりました。