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Precision Bass typeでのDI比較を少し

本日も予告です。音源はいましたが録り終えましたがアップするのは次回になります。明日も書くことに割ける時間が少ないことがわかっているのでネタ的には前倒しになります。

かねてからテストするならこのベースと思っていながら後回しになっていたFreedom Custom Guitar Research製のフェンダー・プレシジョン・ベース・クローンですが、フリーダムのベースは4本目になるかな…どれも素晴らしかったです。結局私のような人間は、次の興味へ迫る場合に資金繰りに苦労するタイプですので、ほとんど仕事に持っていかない順位に下がると手放さざるを得ません。後になって悔やむことも少なくありませんが、経験を積み重ね、知見が深まることをもって良しとするしかありません。材の組み合わせパターンでの、自分の好みははっきり言えますが、それはフリーダムの経験がもたらしていると言って過言ではありません。それくらい、各個体のクォリティが高く、純粋にパラメータの比較が可能です。塗装のこととかもね。

現在唯一所有しているPBがこれで、アルダー3ピース、マダガスカルローズウッド指板、板目ワンピースメイプルネックのUシェイプ(FATタイプのオプションはJBなら推します)、ステンレスフレット、ブラックボビンのVoodoo PUといった仕様。ペグは軽量なGB640に交換して現在の体重は3865g。

で、弦なのですがLa Bella / Deep Talkin' Bass Perfectly Balanced Setsというものを使用しています。ステンレスのフラットワウンド弦でゲージが0.043-0.060-0.082-0.104となっております。ラウンドからの張り替えでテンション感ががらっと変わってしまいがちですが、このゲージ選択になると違和感は少ない方だと思います。非常に気に入っています。

フラット弦を張ったベースをピックで弾くのが好きですが、わりとそれはJazz Bassの方でやりたいことで、Precision Bassはもっとオールラウンドに使いたくなります。指弾きもスラップもピックも全部味が出てなんとも言えません。これ以上楽器の本数を増やしたくないのは事実ですが、フラット専用のJBとラウンド専用のPBの座がまだ空いておりますので先の楽しみにしたいと思います。

1PU搭載楽器の常で、プレシジョン自体ダイナミックレンジがある方なのですが、特にこれは自分史上最大ではないかと思うほどのレンジの広さです。指弾きでもE線など、タッチをミスると爆発的な音量が出ます。というわけで機器の側でのレベル設定には神経を使います。

ここで今回の録音時のセッティングを記しておきます。ヤマハAG06のch1を使用、アプリでレベルを監視し、ノミナルで-30dBくらい、-18は叩かないように下げ目にしています。具体的には基本として、Padオフ、ゲイントリムを2.5、チャンネルフェーダーを8にして、機種ごとの音量差はDI側でも補っています。ただし、Mass-kobo model 217はゲインを0に下げていて、Thor's BoxはPadを入れています(ゲインとフェーダーは基本と同じ)。以上ミキサー/ADCのつまみ設定でした。

以下DI側のセッティングです。ABM600EVO4はインプットゲインを2ノッチ上げたところ(20段階ありますので、普通に言ったら"1"の位置です)。いかにでかいピークが発生させられるベースかおわかりになるでしょう。コンプ必至ですね。Mass-koboは-15dBのアッテネータを入れています(これはゲインに効きます)。A1FDはリターン挿しのDI状態にて、リターン・ゲイン、バランスアウト・ボリュームいずれも4にしています(JBだと共に7.2だから半分近く下げていますね)。TFDI-02はゲイン0、アウトプット2のほぼミニマム設定、可変幅はどのような機材にも対処できる幅が与えられており助かります。Thor's Boxはゲイン0(ユニティ)の状態です。

では引っ張るようで申し訳ありませんが、明日の更新をお待ちくださいませ。いつもお読みくださりありがとうございます。



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