Jazz Bass typeでのDI比較を少し の2
録音をしてみました。Youtube上に無数におられるレビュアー達のようにうまいこと弾けてなくてすみません。一気呵成にやったので、落ち着いて聴いてみるとありきたりなフレーズであるよりは、無意識にちょっと凝ってしまった気がします。25秒のスラップパターンですが、最後の方に2小節分ほどの指弾きが細かい動きをしていますので、その辺りで各機種の違いがわかりやすいと思います。
何を弾いているかが聞き取りやすいものと聞き取りにくいものがあったとして、こちらとしては弾き方に変化はなかったはずですので、機材の表現力が反映されているかもしれません。あと全体を通じての、重心が機種ごとに違うようです。どっしりしたもの、軽快なもの、など。なおオケに入れていませんので抜け具合は推定するしかありませんが、音色の違いはそこで有利不利の差を生むことでしょう。
機材間のオーバーロードには気を遣いましたので、歪みっぽく聞こえるのは楽器の音です。このクルーズのE線はぶりぶりです。おまけに順反りのためアクションが3mm近くあります。久しぶりぶりです、こういうの弾くの。自分の楽器ですが…、言い訳はこれくらいにします。
録音環境です
ベースからシールド一本のみ対象のDIに入れ、バランスアウトを例によってヤマハAG06のch1に入れています。Thor's Box以外は全てPadを入れずにゲイン・ノブをミニマム、チャンネルフェーダーは7.5/10にしてあります。
各機材の設定は、アンプ(ABM600)の場合ゲインを20あるノッチの17まで上げています。Mass-koboはattを入れずレベルを変えていません(これを基準としています)。A1FDproリターンのゲイン・ノブを7.2/10くらい、同じくバランスアウトも7.2/10です(これまでの録音は全て5でした)。TFDI-02はゲイン4.5/10、アウト4/10です。
Thor's BoxのみAG06のpadを入れ26dB落としています。ミキサー側のチャンネルゲインとフェーダーは他の機種から変更していません。その時の信号レベルを他と揃えるためにDIのゲインつまみを13時(5.5〜6くらい)まで上げています。
AG06のアプリから入力を監視してピークでも-18を振れないくらいに調整しLogic Pro Xでも0dBを叩かないように見張っています。いずれも目視で歪まないことを目指していますが、テイクごとに音量差があったとして、それらは機種の性能とは無関係ですので、精度高くレベル合わせはしておりませんので、ご了承下さい。
ご留意頂きたいのは、AGのフェーダーを通った音を録音していますので、その水準の録音でしかないです。ADコンバータの性能がボトルネックとなっていますので、家庭におけるDTMの、むしろビギナー環境をご想像下さい。解像度は16bit 44.1kHzです。では以下にSound Cloudのリンクを貼っていきます。
Ashdown ABM600EVO4 / Pre E.Q.
Mass-kobo model 217
ALBIT A1FD pro Vintage Cloth Wire Model / Return in
Floatia Desighs TFDI-02 Bipolar-transistor model
Humpback Engineering Thor's Box
今回は以上となります。思いがけず始まったシュートアウト企画となりましたが、少しでもご参考になれば幸いです。いつもの悪い癖と言いますか、なんかまたフレージングが一般的でないのは反省点として今後に生かしたいのでよろしくお願いいたします。