サイドバイサイド
あっという間に5日空きました。noteの更新の話です。仕事は少し一段落し、昨日・今日が休みでした。毎週火曜の夜にゴルフを練習するルーティンは10月に入って継続できていません。近いことと安いこと、やはり90分程度のワークアウトにしたいなどの諸条件を満たすプランを立てられないでいます。このまま終わってしまうことを避けなくてはなりません。
楽器の方は、先週メーカーを訪ねてお話を聞き、その場で思いつく内容で見積を出してもらいました。それからしばらくは、仕様を再検討する日々でしたが、noteをご覧になった方から譲りたい楽器があると情報を頂き、そちらも試すべく準備中です。
オーダーしても完成は半年後ですから、それまでにすぐ使える楽器を調達できるメリットは大きいです。そして使わなくては知ることのできない情報次第では、その後また手放すことになりますが、転売目的ではないことだけは明らかにしておきます。何度も書いているように、自分の環境でしか(自身にとっての)良悪を判定できないため、その結果により「自分の楽器」ではないと判断されて手放す可能性は無いこともない。そうやって経験知と引き換えに散財してきました。
一方、7月に一度使って以来、久しぶりにCrewsの5弦で仕事へ行きました。今年持ち出すのはこれで2回目です。この楽器が、一番フィットしているネックで、ブリッジは弦間設定が可能なものへ交換し、平均値で17.5mmにしています。というのも、ブリッジの溝は、普通弦の中心同士で等間隔に切られており、それが18とか19とか決まっているので比較できる値にしました。
弦の幅は細いものから太いものへと並んでいますので、等間隔だと、弦の端から端までの空間の距離が低音側へ行くほど狭くなることになります。私は過去にアレンビックを愛用していて、それが、この隙間を統一するサドルの溝切りをしているのに優位を感じおり、自分で弦間設定が可能である場合には、同様に「サイドバイサイド」で並べ直します。くだんのCrewsはそのようにしてあり、「平均」というワードで弦間を表現しました。アレンビックは、そんなところまでオリジナリティを発揮しているのです。
平均としたところは、G線とB線の中心からの距離が70mmちょうどなので、4で割って間隔が17.5ということです。弦のメーカーやゲージセットを変更すれば外寸も異なるため、微調整が必要かもしれませんが、使用弦は決まっていますし、そこまで詳細なセッティングに意味はないので誤差の範囲です。隙間は、いまざっと計ったところ15.5mm程度でした。やはり多少ばらついていましたがサドルが動いてしまったのだと思います。たぶん
この方法だと画像が示しているとおり、ピックアップのポールピースに対して、各弦が正しいとされる位置を通っていないことがおわかりいただけます。アレンビックはバータイプなので気にする必要がないのですが、こうしたフェンダー系のPUで出音がどうなのか、というところでは、個人的には全然気になりません。音量バランスが悪いだろうに、と言う人がいるかもしれませんが、そこは私は無頓着で、PU自体の高さ設定で凌げているつもりです。だいたい、演奏する時は一音一音出したい音量・音色を思い描いて弾いているので、身体的な入力の加減でコントロールできる限り無問題です。そこが想定外のレスポンスだとストレスになるのですが、スラップ中心に合わせると違うかもですね。ある種マシンのような動作ですから。とはいえ、この楽器の場合は大丈夫でした。磁界の中を通っていますからね。
そもそも弾き心地も音色も満足していて、ローB特化で別の楽器を模索した経緯はお話しした通りであり、1年を経てやっぱ34インチで、となった場合に、満足いくローB弦の再生能力を持つ楽器をその条件で探すのは、理屈で言えば無理なのかもしれないです。なので焦らずのんびりと探していく所存です。