PU編も終わり
1日開いてしまいました。昨日は夕食後に寝落ちしてしまい、気付いたら1時を回っており、日付を超えたために記事を仕上げませんでした。昼時に草稿は書いていて、まとめるだけだったんですけどね。しかし、その内容を覆す出来事がその後起きていたので、結局内容は没ですけど。そうして「下書き」として保存される記事がどんどん溜まっていきます。
PUについても最後の1稿を予定した内容の下書きがあります。手直しして公開すれば楽なんでしょうが、少し気持ちの変化があって、やはり没にします。この一連の(内的な)探求は、いつもと同じように、これといった決着を見ずに終わりそうです。
ここでは書こうとしていたことをかいつまんで語りましょうか。
たとえばJB縛りで良いのですが、ヘビーフォームバーで巻いたPUよりエナメルで巻いた方が好きかな、という命題があります。同様にアルニコ5は食傷気味で、むしろ磁力の弱い2や3の方が良いと思えたり、パワフルかつレンジの広い(と感じている)セラミックマグネット採用の方が好きかな、という命題もあります。私のPUにまつわる最近のテーマです。
ヤマハの安いベースが価格に見合わずしっかりした音を出力するのは、セラミックマグネットのPUを使っているからです。ビンテージっぽさは無いからフェンダーに寄せた楽器には使われません。一種の呪縛ですかね。
サウンドハウスでセラミックとエナメルの2ワードで検索を掛けるとフリーダム製のハムバッカー(のみ)がヒットします。タップしたシングルコイルの状態が単体に負けない音が出る工夫がなされているそうです。ベースにも、そのような組み合わせのPUがあるかもしれませんが、そこを気にして買う人などいないため仕様が公開されません。
単に好ましいと思うワイヤとマグネットを組み合わせて、じゃぁ究極の一品ができるかと言えば、全くもってそんな簡単にいくはずがありません。しかしフリーダムの例でも、何か志を持ったところに、このような回答が存在するとすれば、そんな品がベース界に実在するなら試してみたいです。
記憶が美化され、例の試奏したフリーダム(Dulake Flat)がだんだん欲しくなるのにも、ここでその名前が登場した影響があります。彼等にはいつも「わかってる」感があり、1奏者に過ぎない私のような者が、ぼんやりと「あったらいいのに」と空想するものを、同じ発想で実現してくるようなシンクロを感じます。
ProvidenceのStriderという新製品、ストラトキャスター形状のエレキギターですが、これのPUシステムがネック側から、ミニハム、シングル、ハムという並びとなっていて、センターのシングルコイルが、他のハムバッカーとマッチするよう設計されています。うろ覚えですがエナメル巻きでマグネットはセラミックと仰っていた気がします。志村さんには優美音響時代にお世話になり、その後お会いしていませんが、フレットを打っていただいた楽器が素晴らしく蘇ったのに驚いた記憶があります。
といった情報が入ってくるので、ベース用でもそんなのがあったらいいのにと思います。STR TEが採用しているAguilar J-Hotは、対クォーターパウンド(ダンカン)だと思いますが、アルニコ5にヘビーフォームバーというのが個人的には惜しい。もう一癖与えてくれたらいいのに。クセというか、ニューアイディアですが。あのフォーマットで、素材をエナメル、セラミックにして、それなりに巻数を計算して、とやってみたい気がします。
まぁこんな風に放談を書き連ねた下書きでした。ここでもいっぱい喋りましたね。一旦、このシリーズは終局しようと思います。また進捗があれば書き足します。ここまでありがとうございました。