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【長野県松本市】松本城に登城でござる 22.03.26_11:20

 伊那出張中の土曜日。
 今日は松本観光。
 しかも、松本一泊で。
 まぁ、出張中の息抜きというと怒られるかな?贅沢な話です。

 そんな雨の松本散歩。
 やっぱりまずは松本のシンボル松本城から。

 そもそも松本は松本城の城下町。
 世界大戦の戦火を免れたことから、昔ながらの古いものと中核都市としての新しいものが同居して独特な街の雰囲気を醸している。

 松本は小笠原氏が支配したことで有名。
 今の松本城を建てたのは石川数正といういわくつき武将のいわくつき物件。
 現存天守で国宝だからとりあえず文句のつけようがないけど。
 一時はひどい状況になり、天守閣も傾き存続も危ぶまれたらしいが今はしっかりと国宝っぷりが燦然と輝く。

 松本の街も松本城も初めてじゃないし、どちらかというと馴染みの街なんだけれど、訪れるたびに新しい発見があったりするから不思議だ。

 長野県の中核都市だなんて言ったって、人口だって20万人少々。
 そのくせ無駄に面積が広いから、人口密度だってスカスカ。


 そんな街にある松本城。
 戦国時代を思わせる黒板の国宝天守は松本市民に限らず長野県民の自慢だろう。

 今に残ったお城の部分は本丸程度の範囲だけれど、これが結構広かったりする。

 曇天だった空が雨模様となりあまやどりついでに国宝天守閣に登城することにした。
 現存天守だから松本城は登り下りが大変。築城技術が低かったのか大阪城のようにエレベータは完備されていないし(笑)

 登城もお一人様大人700円は安いか高いか?

 天守閣も階段のアップダウンはきついけれど、見どころは満載。

 晴れていれば眺めも抜群だったのに。
 でも、濡れた瓦がしっとりと素敵だったりもする。

 なんとなく、こちらの年齢的な問題もあり、これが最後の松本城天守閣登城かもと思うと感慨深いな。

 一応日本の現存天守も国宝天守もすべて登城はしているけれど、松本城の美しさは格別だ。平和な時代の白亜の姫路城と双璧。
 でも、お城はランドマーク然と白く目立つより、黒く闇に溶けるほうが個人的には好きだな。

 でも、現存天守ってことは、このお城を枕に大規模な戦いはなかったってこと。
 つまり、鉄砲狭間や枡形門など宝の持ち腐れだったんだよね。使いもしないものを・・・。

 侍なんていっても、結局はそんなもんだよね。
 と、何も松本城で思わなくても・・・・。

 松本市も大手門を復元しようとか堀を復元しようとか松本城を中核とした観光資源化が進んでいるらしい。
 変化をし続けないと国宝天守すら生き残れないのか。
 世の中は武芸よりそろばん。世知辛い世の中だよな。





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