今年もやっぱり山梨の桜 現役ホームからの甚六桜 20.04.03 07:52
勝沼ぶどう郷の駅の現役のプラットホームに上がってみる。
勝沼ぶどう郷駅は無人駅だが(多分、見たところ)、そこは大人なので、ちゃんと入場券を券売機で購入した(笑)
丘の斜面の鉄道軌道のため、駅への入場からホームまでは狭くて急な階段で上がる。バリアフリーなんてものは辞書にも勝沼の方言にも無いみたいな昔ながらの駅の造り。
軽いカーブでかつ斜面地の路線上のプラットフォームのため、1本の島式ホームなのに上り下り側にも段差がある。歩いていてとても怖い駅(笑)寄って帰っては来れそうもない。
勝沼ぶどう郷なんていう駅の名前のためかな?観光の駅のような気がするのだが、朝、通勤通学の人たちが結構いる。よく考えたらそういう時間帯だ。
丘の上の駅は不便な立地のため送り迎えの自家用車がひっきりなしにやってくる。電車の本数も決して多くはないし、送迎車がひっきりなしにやっては来るけれども、正直、利用の人数としてはたかが知れている。知れているけれどもこの人達にとってはかけがえのない生活路線なのだろう。
そんなホームの周りはこの季節一面の桜に彩られる。
さっきまで仰いでみていた甚六桜なのだが、小高いホームからは桜を眼下や同じ目線で見ることが出来る。
春の一瞬のこの一週間の間だけの特別な風景。特別な駅。
そう思うとなんだか涙が出そうになる。
地方の駅の独特な風景に。