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湯島の白梅文京散歩 神田明神で反逆児、平将門に参拝 20.02.08 13:00
毎年のこととはいえ新勝寺よりも参拝が遅くなり、将門、申し訳ない。
反逆の異端児平将門に参ってこそ関東武士の端くれと思うのだが、神田を梅の季節に合わせれば自然と成田が優先されてしまう。なんとかならないものだろうかといつも思うのだが、鰻の魅力に改善の余地がない(笑)
というわけで遅ればせながら訪れた江戸の総鎮守神田明神参拝。
湯島聖堂からはちょうど裏側、目と鼻の先。本郷通りを挟んでほぼ向かい合わせ。
巨大な随神門をくぐって境内へ。
流石に2月ともなれば初詣って感じではなく、参拝の人も減ってはいるが境内はなぜだか良くは分からないが、金魚と屋台のイベントが行われていてそこそこの賑わいを見せている。
神田明神は微妙な位置関係で千代田区というくくりになる。なので文教梅まつりとも一線を画している。
神田明神は本郷台地の東南の端に位置するらしいので、此処から先、御茶ノ水や秋葉原に向かっては強烈な崖となっている。
そんな明神下と呼ばれる地域には、銭形平次が住んでいて、市中の平和を守っていた・・・っていうのは架空の世界だが、そんな話が面白おかしく伝わるような下町の風情が今も残る地域だ。
大々的に朝廷への反乱分子を祀っちゃう神社。
それをまた受け入れちゃう氏子や東京十社として奉っちゃう明治の政府っていうのもなんとなく悪くないよね。
平将門の他にも大黒様や恵比寿様を祀っているため、初詣には氏子地域の大手町や丸の内の企業のお偉いさんが商売繁盛とこぞって手を合わせに来る。
初夏の季節の良い頃に行われる神田祭もまた楽しみの一つなんだよな。
何しろ氏子様はお金持ちでありますから・・・。信じられないほどの神輿の数が境内へと順番待ちとなるほど。
で、神田明神の梅具合は、本殿裏に少し梅の花がほころんでいた。
春が本郷の台地に駆け上がりつつある。
そんな新年のおめでた気分がまだ続く、神田明神の参拝でした。