伊那出張編 繭割って蛾になるマイノリティー 清水庵に参拝 21.10.16_13:30
三州街道小野宿の散策を終え、ちょっと調べたら飯田線の伊那北駅と田端駅の間のようなところに清水庵という寺院があるらしい。
駅の中間と言っても徒歩小一時間はかかるだろう距離、かつ決して鉄道沿いではないが。
曹洞宗の寺院で秘仏の本尊観世音菩薩(清水寺の本尊と同一の木から彫刻した・・・らしい)、十六羅漢、地蔵菩薩、毘沙門天の他、隠れキリシタン石仏が有名らしい。
こんな山の中、蕎麦とカイコしかないようなところで隠れキリシタンって・・・・居たんだねぇ。
そもそも、伊那谷自体がマイノリティーだと思うのに、その中でよりマイノリティーな・・・。
と思ったらとたんに見てみたくなった。
というわけで、かなりの山道を車で登ってたどり着いた清水庵。
正直なにもない。
今にも崩れそうな本堂の脇に、住職の家だろうか?新し目の立派な建物が・・・。
なんとなく納得の行かない対比だったけれども、こんな山の中生活は大変だろう。
井上井月の句碑があった。
漂白の廃人はこんなところまで来ていたのか。
寺との関係性は良くわらないが。
十字が刻まれた隠れキリシタンの石像は本堂にありますの張り紙がされていて見ることが出来なかった。
本堂はガキがかかって入れない覗けない・・・。
なんてこった。
こんな山の仲間で井月の句碑を見に来たんじゃないぞ。
マイノリティーのやることは理解できない。