例年になく桜のタイミングが微妙なので久遠寺のしだれ桜を見に行った 久遠寺の堂宇を渡り歩いた 21.03.20 11:20
奥の院から下ってきて、久遠寺の伽藍を巡った。
日蓮宗の総本山である久遠寺の伽藍は身延山の山腹にへばりつくように並んでいる。
どれも巨大で立派。
実はそれらはつながっていて、参拝者は中を歩いて巡ることが出来る。
驚くことに無料。
堂宇の前の立板によると今年は日蓮誕生800年の年にあたるらしい。
鎌倉に小さな庵を結んでから800年あまりでこの隆盛。
苦難と繁栄の800年の反映。ちょっと想像できないけれども。
日蓮宗の寺院ってどこのお寺も拝観のサービス精神がたまらなくいい。
銅像になっている体格の良い日蓮の強面とは対角だ。
堂宇の並びは、正面左から本堂、祖師堂、報恩閣、新客殿、拝殿、仏殿、大客殿を見て歩ける。
本堂で靴を脱いで裸足で見て歩くのだが、行ったら戻ってこないといけないので結構な距離。奥の院を見て戻った後なのでもうクタクタ。
さすが総本山だわ。
他の宗派じゃこんな素敵なこと、なかなかしてくれないからなぁ。あったとしても絶対有料だろうし。
堂宇を渡りながら垣間見る枝垂れ桜は格別だった。
境内の目線よりも一段高いところがいい。
このサービスはずっと続けてほしい。下品な写真愛好家が台無しなことをして中止だとか有料化だとかなければいいのだけれども・・・次の800年に向けて。