【山梨県身延町】久遠寺のしだれ桜散歩　奥の院参拝　24.03.30_09:30

　身延山ロープウェイを利用して奥の院へと上がる。

　日蓮が毎日通ったという修行の山道もロープウェイならあっという間。

　ただ、往復1600円をどう思うか・・・

　しだれ桜の季節と被ったから、ロープウェイは大混雑。

　20分に1本の運行間隔で、一回で乗り切れないほどの人気ぶり。

　一籠41人乗りだそう。犬も乗れるみたい。

　片道7分間。
　全長1665mのロープウェイがたどり着くのは雲上の世界。
　といっても、晴れてるから雲はないのだけれど。
　何しろ高低差は763m。

　日蓮はロープウェイ下の草庵から毎日ここまで登ってきて、安房にくらす母親のことを思っていたとか。
　千葉を見るには富士山邪魔だね。日蓮もなんだか急にいい人になっちゃって。

　鎌倉じゃ、あっちの宗派に喧嘩売り、こっちの宗派に喧嘩売りして辻説法をしていた人が。

　というわけで、久遠寺の奥の院は思親閣という。

　親思う心にまさる親心・・・とは言わないみたい。

　若干眉唾だけれど、巨大で太い日蓮お手入れの杉なども生えていてそれだけで歴史を感じる。

　特別何って言う物があるわけじゃないけれど、日蓮宗の懐の深さを感じられる場所。

　ロープウェイの駅で苦と死を切るという言い伝えの櫛切り団子を一本。450円。

　これで区と死から切り離されるのならやすいものだ。

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