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【岩手県遠野市】みちのくひとり旅10日目 伊藤家で蕎麦暮坪かぶ付きで 23.11.26_11:00

 物語感の隣にある伊東家で朝食兼ランチを取ることにした。
 これがみちのくの旅最後のアトラクション(?)だ。

 伊藤家は蕎麦屋ということになっている。
 日常生活の便利技は教えてくれない。

 旧家風の店の作りは遠野の雰囲気的にはベストだ。

 そんな店内の隅のテーブルに座って、頼んだのは店内に張り紙がしてある、伊藤家セット暮坪かぶ付き1920円。

 店は旧家風だが料金は観光地価格だ。
 空腹なので奮発してしまった。旅の最後だし。

 ただ提供された最初のお茶は麦茶でめちゃ薄い。
 蕎麦湯は慈善にポットで準備されている。

 暮坪かぶってのにひかれたんだけれど、遠野の暮坪地区だけで栽培されているかぶの一種だそう。

 自称日本一の薬味ということで、美味しんぼにも登場したらしいのだが、知らない・・・。

 ニン・・・どういう形で提供されるのだろうかと待っていた伊藤家セットがこちら。

 蕎麦は新そばで太めの田舎そば。
 すごい腰で喉越しもいい。
 これだけでもありだ。

 暮坪かぶは大根おろしのかわりなのか。
 ピリピリと辛い。

 大根おろしの辛さを倍増した感じにほんのりとかぶ。

 天ぷらは抹茶塩で。
 揚げたてが甘くれ苦くて大人の味。

 舞茸が特別に上手い。
 海老天がぷりぷりで美味しい。
 これや上手いわ。

 のたのた食べていたら、冬の寒さと暖房で蕎麦がくっついた。
 これは気が付かない失態。

 
  暮坪かぶは主張が強い。個人的にはやっぱり大根がいい。
 白菜の漬物がパーフェクト。

 蕎麦湯はセットが来たときにおいていってくれたのだけれど、ちょっとぬるくなっていて残念だったなぁ。
 ポットにあるのなら、自分でついだのに。

 遠野は変な物語より、町中にところどころ残る旧家がいいね。
 物語を喋らない普通の人がいい。物語をを伝承する人は施設ですら結局見なかった。

 街に残る旧家を巡って街をウロウロしたほうが楽しかったかもしれない。

 平泉にしろ、遠野にしろ、なんとなくハリボテな感じを受けたのは気のせいだろうか?
 ちょっと今風じゃないんだよなぁ・・・

 さて、横浜までみちのく一人帰ります。




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