今年もやっぱり江戸城の桜 江戸城本丸の桜 20.03.26 13:12
江戸城本丸も実際は東御苑の一部なのだけれども、でも、二の丸や三の丸と本丸はやっぱり別物。ここは一つカテゴリも別にしないといけない気がする。
何しろ江戸城本丸。徳川将軍の住処だ。
ということはここに将軍の住居である大奥があり、江戸幕府の行政もここで執り行われていた。
浅野内匠頭による吉良上野介への松の廊下刃傷事件もここで起こった。
今から考えると色々不思議だ。
そんな江戸中本丸を歩く。
大手門からの入口部分まで戻って三の丸からの石垣の間を本丸を目指す。
江戸幕府の行政部門があり、将軍の住居や大奥があったら割に江戸城本丸は思いの外狭い。
いや、広いのだけれども、それだけのものが有ったと考えると歩ける範囲と言った時点でかなり狭い。
もっとも、車もエレベータもない時代。歩いて回れる程度の広さでなければ政務は成り立つまい。現代の霞が関にようには行かない。
時代考証や本来の目的は別にして本丸は広大な芝生の広場なのだが、今は何やら工事中。
令和の即位の礼、大嘗祭で建てた大嘗宮の取り壊しをまだしているのか?それって去年の年末の話。取り壊しにすら丁寧無い事が求められているのか?
本丸の周りに少しだけ桜の木が植えられていい感じに花が咲いている。
ただ、満開と言うにはやはり少し早いか。
最後に江戸城の天守台に上がってみたけれども、工事中の本丸跡を眺めてもあまりしっくり来なかったかな。歴史の思いを寄せるには、重機の存在はかなり邪魔だ。
江戸城本丸を北の丸へと北桔橋門を出る。
江戸城西の丸、いわゆる皇居と呼ばれるエリアの桜が見事。
毎年のことなら、皇居の桜の通り抜けがなされる桜だ。今年のこの状況ではそんなことをしていられないのはわかるけれども。
もったいないなぁ、その桜。