【長野県木曽町】木曽福島散歩 木曽の代官屋敷と関所巡り 23.01.15_10:20
伊那出張中の休日。
諏訪大社に初詣にでかけた翌日は木曽福島の宿場散歩へ。
中山道37番目の宿場福島宿には関所がある。
尾張藩の重臣、山村甚兵衛家が代々代官を務めた関所だ。
元々は木曽氏の重臣だった山村氏。木曽氏が1600年改易となるが、村山氏は関ケ原の戦いに向けて家康につき、西軍から木曽を取り戻し、美濃にも攻め込んだ功により、木曽で5700石の旗本に取り上げられて関所の代官に。
尾張藩が立藩すると木曽は尾張領に。山村氏も尾張藩の重臣になり、幕府からは引き続き関所の代官を言い渡される。
尾張藩においても特別な存在だったんだろうな。
その関係は幕末まで続く。
日本中の関所が廃止されるまで、中山道、福島関所の代官を見事勤め上げたってことだ。
今切や箱根と同等の扱いだった中山道の関所。
代官屋敷はものすごい広大だったそうだ。
まぁ、尾張藩にとっては幕府の仕事をする客人扱いだったんだろうし、地元じゃ負け知らずのような存在だったんだろうな。
とはいっても、所詮木曽路は山の中。
江戸時代じゃ、渓谷沿いで農業もままならない地域。
たぶんネットもテレビもなく、車もそれほど走ってなかったはず(笑)
吉野家もビックモーターもない、のどかな田舎だったんだろうなぁ。
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