【長野県飯田市】飯田の桜散歩 城跡の桜 22.04.09_15:00
飯田桜散歩の最後はお城の桜。
2本の河川が交わる河岸段丘を巧みに利用した飯田城は見るからに攻めにくそう。
といっても、南信飯田藩は常に数万石程度の藩だったため規模はそれほどではなかったはず。
今は、建物などはすべて取り払われ、あっちにあった門はこっちの寺院に移され、そっちにあった門はこっちに移されと、当時の面影は全然ない。
城跡は趣薄く、長姫神社の境内だったり、美術博物館であったり、動物園があったりと文化施設が並んでいる。
飯田藩主脇坂安元という人物が無類の桜好きだったらしく、飯田藩内の寺院に桜を植えまくったのが今の飯田の桜の元。今こうして桜を楽しめているのは、この人物のおかげらしい。
脇坂家は結局二代で播州龍野に転封となり、代わって堀氏が烏山から移されて来て幕末を迎える。
所詮は数万石程度の僻地の小藩だから、大きなお城や屋敷を建てることもままならなかったから、桜を植えまくったのだろうか?
飯田も観光として、もう少し桜を売りにすればいいのにあまり飯田観光で桜という話は聞かない。
周りにライバルが多いのだろうか?
個人的には十分楽しめたからOKなのだが。
桜の種類にしだれ桜が多かった気がする。
また、エドヒガンサクラも。
戦後、ソメイヨシノを植えなかった理由はなにかあるのだろうか?
ただ、ソメイヨシノだったら、今頃植え替え騒動で大変なことになっているはず。
資金難からだったのかもしれないが、ある意味、塞翁が馬だね。
飯田の桜の園も見応えアリありだったけど、来年春も再び桜を見に来られるかはかなり微妙。
出張が長引けばそれもありだが、それはそれで迷惑だったりもする。
2022年、飯田の桜か・・・いいものが見られました。
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