伊那出張編 三州街道小野の宿場町 21.10.16_12:30
小野という街は信濃の国二宮の他に、三州街道の宿場町としても有名らしい。
言っても三州街道。中山道や東海道程の往来は見込め無さそうだし、どれほどの宿場か?と思いきや、これが結構いい雰囲気で町並みが残っていた。
ここが飯田藩と松本藩の境界にあたり、色々と争いもあったらしい。
同じ敷地の信濃の国二宮が塩尻市と辰野町と二社別な行政区分になっているのも二藩の争いに起因している。
なので、小野宿も辰野町と塩尻市にまたがるように存在している・・・らしい。
町並みや雰囲気はよく残っているのだけれども、コロナ禍のためか?日曜日だというのにどこも見学をさせていない。
固く門を閉ざすばかり。
本陣?とか見学したかったのに、高い塀の外から眺めるばかりって・・・なーんだか貧民は寄るなみたいで嫌な感じ。
週末に公開もできないなんて文化施設としてどういうこと?
とも思ったけれども、見物をしに来ている人はやっぱり誰もいなく、国道をトラックが通り過ぎるのみ。
あまりに国道沿いすぎて当時の思いにはせることも出来ない。
そもそも、どうして一切見学をしていないのだろうか?
と思って後で調べたら、月に一度程度公開をしているとかしていないとか。
街道を形成するどのお屋敷も、今も普通に暮らしに使っているみたい。
観光を当てにせず残ってきた街の気位なのか?
そんな公開スケジューつなので、土産物屋一つ無い。
観光客からすると閉鎖的な小野宿だった。