湯島の白梅散歩 神田明神参拝 21.02.21 11:30
文京区の梅まつりは中止になったけれども、やっぱり見たい湯島の白梅。
湯島聖堂の裏手には神田明神が有る。
神田明神は、東京十社の一つで江戸総鎮守を自称する。
大黒様と恵比寿様、平将門を祀るため、縁結びと商売繁盛、除災厄除けが拠り所。
銭形平次で有名(今の若人に銭形平次は通じないか?)な神田明神だけれども、神田っていうくらいだから、厳密には湯島じゃないんだけれど(爆)
今年は疫病自粛がらみで成田山新勝寺に参拝をしていないので、平将門を祀る神田明神に大手を振って胸を張って参拝できるのはありがたい。
毎年、うなぎ食べたさに新年の成田詣を梅の季節の神田参りより優先してしまっていた関東人としての心の痛さが今年はない。
そんな江戸の総鎮守である神田明神。コロナ禍の緊急事態宣言中ということも有り、参拝客は思いの外少ない。
でも、疫病が嫌なら家に籠もるのも大事だけれども、平将門に厄除けを願っうってのも悪くないと思うけれど。
個人的にもでしゃばり百合子よりも反逆の異端児将門のほうが頼りになる気が・・・。
関東大震災で消失した社殿は後に鉄筋コンクリート権現造りで再建されたもの。
東京空襲の焼夷弾にも耐えたという曰くは、疫病除の説得力!
本郷台地の東南端に位置する神田明神。
秋葉原側の崖が半端ない。
この崖の急な石段の坂道を男坂と呼ぶのだが、性的なんちゃらでやがてこの呼び方もできなくなるのだろうか?伝統もなにもあったものじゃない。
石川県選出の元首相のような発言はいかがなものかと思うけれども、相撲の女性禁止とか、天皇の男系とか、そこはそれでいいんじゃないとも思うけれども。男だからって、相撲取りにでもならない限り、土俵なんてそもそも上る機会がないし、どのみち天皇になんてなれやしない。重箱の隅つつきすぎだよなぁ。
この崖の下から下町が始まっていて、江戸の市井の人々が暮らしていたんだなぁと思うとジンと来る。でも、この辺りに暮らせる市井の人っていうのもちょっと特別なのだろうけれど。
そういえば、日本三大祭にも数えられる5月開催予定の神田祭は今年は陰祭としてこっそり行われることが決まっている。
神輿や山車の巡航は中止なのだそうだ。
あぁここも駄目なのか。
江戸総鎮守の神通力も知れたものだな。中止です、はいはいって、最近の江戸っ子も物分りが良い。
当分、日本の伝統や慣習はコロナ禍に封印され続けるみたいだ。
いつまでこんなことを続けないといけないんだろうか?