【スペイン巡礼2日目】どうやって自分らしく歩く？この道も人生も。
2024/05/26 スペイン巡礼2日目
【Roncesvalles - Zubiri 21.3km】
6:00
まだ日が昇ってない時間に出発。
寒すぎて、ウルトラライトダウン着た。
これ、ひとりで歩いて大丈夫？と心配になるような暗い森の道を進む。
巡礼路は巡礼者の安全を守るためか、道路が近くにあっても一本はずれたところに道がある。
ちょっと出発が早すぎたかな〜？と思いながらも、昨日のトラウマがあるので、もくもくと歩く。
そのうち辺りが明るくなって、おはようございます。
昨日とは景色もガラッと変わり、冒険気分。
川を渡ったり、牧場を通り抜けたり。
気分はルンルンだけど、足はカッチカチ。
誰よりも早くスタートしたはずなのに、後ろから人が現れては抜かされ、また現れては抜かされる。
みんな、どうしてそんなに歩くの早いの？
やばいじゃん。宿無くなる？
もう少しスピード上げようか…
でも転びたくないな。
しんどくなって立ち止まって、また抜かされる。
どうしよう…
みんな先に行っちゃう…
そんなプレッシャーと8kgの荷物が重くのしかかる。
ふと気づいた。
私、今日、全然楽しめてないじゃん。
だから、空を見上げた。
そこには綺麗な青空と、爽やかな草木が広がってた。
そこからしんどくなったら立ち止まって、深呼吸、そして写真を撮る。
そうしてるうちに呼吸も整い、元気が出てきて、また一歩踏み出す。
なんだ、こうやって楽しめばいいのか。
そう、楽しまなきゃ！
だって私は今、スペインを歩いてる！！
もう二度と味わえないこの景色、この空気、この温度。
今、楽しまないで、どうする！
立ち止まっても良いから、楽しいことや好きなことに目を向けて。
そう思った瞬間、ふと、人生もそうなのかも？って思った。
誰かに追い抜かされたことに執着したり、目標ばかりを追うこともあるけど、周りと比べずに「今」を自分なりに楽しめることに目を向けて。
そんな想いが湧いてきた。
13:00
色々と考えてたら、本日の街Zubiriに着いた。
アーチのかかった橋の麓で足を冷やす。
くうぅ〜冷たいけど、気持ちいぃ〜。
本日のアルベルゲはこんな感じ。
なんとレディースオンリーの部屋でした！
だけど部屋までの階段はきつかった…
ランドリーサービスもあったので、受付に洗濯物を預けて支払いして、晩ご飯の頃には出来上がってた！
今夜もアルベルゲで晩ご飯。
こうやって巡礼者たちとお喋りしながら食べるのって良い。
ここで色んな情報を得たり出来るし、顔見知りが増える。
これもカミーノの醍醐味。
みなさんはどんな道を歩いてますか？