コーヒー片手に、紙製の本について思う。 33 スナフ 2020年6月5日 13:38 だいぶ長いこと置きっぱなしにしていた古本を、10冊ほどBookoffに持ち込んだ。 10年以上前のビジネス本が主だったので覚悟はしていたけど、1冊5円はなかなかに衝撃的。 『わざわざ持ってきてくれてありがとう~』的な値付けかな。とか思う。スピリチュアル系本は30円だったから、値付けは在庫の多寡によるのかもね。 同じ買取カウンターの隣の窓口の人は、1万円近いリターンを受けていたから、どんな本を持ち込んだのか気になったけど、背表紙が向こう向きだったので見えなかった。 それにしても、決済早かったな。バーコードをピっと読み込んですぐだったし。今日の対価の140円を握りしめながら、コーヒーでも飲んで帰ろうかとぼんやり思う。 どう考えても、労働と対価が釣り合わないけど、本が大好きだからごみとして処分するには抵抗を感じてしまう。そっちの方がずっと楽なんだけどね。 5円で買い取られた本たちは、状態のいいものを除いて処分されてしまうのかもしれない。Bookoffの倉庫だって無限じゃないし。多数ダブっている本は、それなりに間引きも必要だろう。 行きつく先が結局処分なら、自分ではやりたくないと他の人に回すのは、ただの偽善、ただのコストの増大なのかもしれないな。 そんなことをツラツラ考えながら、紙製の本の未来を想像してみる。 レコードやCD、フィルムカメラほどのスピードではないけど、いずれは電子書籍に駆逐されてしまうのだろう。減少の一途をたどる新聞のように。 それとも、コミックのようにネットで読んで面白かったら紙製本を買う、コミックをコレクションする、という住みわけがされるのかもしれない。 ネットで本を読むのもいい。軽いし、どこでもいつでもなんでも読める。でも、やっぱり違うんだよなぁ、紙製品は。できるだけ長生きしてほしい。コーヒーを片手に空を見上げてそう思う。 (これらの写真は、普段撮らないものを撮ってみようと、出かけた先でパシャッたもの。お粗末。) いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #風景 #自転車 #スナップ #壁 #街角 #シャッター #フェンス #縄 #マイナス400g #普段撮らないもの #全然変わらん 33