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1000日チャレンジ 476日目 『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(20)「Artist’s Shit」(Piero Manzoni)

ゴールまで524日

★BMI:24.1

Susie Hodge著/Frances Lincoln(2022年)『ArtQuake: The Most Disruptive Works in Modern Art』(電子書籍版)

(20)「Artist’s Shit」(Piero Manzoni);20世紀イタリアの美術家Piero Manzoniが1961年に制作した作品。(テートモダン蔵)

Artist’s Shit(テートモダン蔵)

evolve;発展させる、irreverent;不遜な、audacious;大胆な、intimate;親密な、excrement;排せつ物

◎ピエロ・マンゾーニは正式な美術教育を受けておらず、いわゆるコンセプチャル・アートの世界でデュシャンの考えを継承した芸術運動の先駆者として知られる。
マンゾーニは、ミラノで「芸術家の糞」の缶詰を90個作った。蓋にはアーティストのサインと通し番号があり、周囲にはラベルが貼られていて、イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語で「芸術家の糞、内容物30g、天然状態で保存、1961.5生産、缶」と記されていた。缶詰の中身は現在でも不明のままだが、中身が何であるかということと作品の価値は全く関係のないものとなったことを示している。

◎恥ずかしながら、このアーティストも知らなかった。父親が缶詰工場で働いていたらしく、この作品はそこで作ったもの。彼自身は、自分の排せつ物を乾燥させて入れたと言っているらしい。誰か1人くらい開けてもよさそうなものだけどなぁ。


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