神奈川県立歴史博物館 常設展
神奈川県立歴史博物館
所在地:横浜市中区南仲通5-60
(以下、公式web siteより引用)
「神奈川県立歴史博物館は、自然科学系・人文科学系の総合博物館であった県立博物館(1967年(昭和42年)3月開館)の人文系部門を母体に、1995年(平成7年)3月に開館しました。
それ以来、「かながわの文化と歴史」を総合的に扱う唯一の博物館として、現在に至るまで様々な博物館活動を展開してきました。なお、自然科学系部門は、小田原の地に移転し「神奈川県立生命の星・地球博物館」として開館しています。
当館の建物は、旧横浜正金銀行の本店として1904年(明治37年)に建てられたネオ・バロック様式の旧館部分と、1967年(昭和42年)の神奈川県立博物館の開館にあたり増築された新館部分とからなっています。旧館部分の外観は建築当初の姿をそのまま残し、1969年(昭和44年)に国の重要文化財の指定を受けています。さらに、1995年(平成7年)には、近代における我が国の産業経済の発展を支えた重要な遺跡として、国の史跡指定を受けました。」
◎土器頭部破片(公田ジョウロ塚遺跡出土:縄文時代中期)
深鉢型土器の装飾あるいは土偶の頭部などと推定されるが詳しくはわからない。日本最大級の土器頭部破片。
◎釣り手土器(美立谷戸遺跡出土:野口昌義コレクション:縄文時代中期)
内側が黒く焦げていて、灯りを取るための吊り下げ型の土器ではないかとのこと。あまり見たことのない形の土器。
◎人面付土器(蛭畑遺跡出土:弥生時代中期)
弥生時代のこんな土器は初めて見た!
◎人物埴輪(蓼原古墳:赤星直忠コレクション:古墳時代後期(6世紀))
◎馬形埴輪(大椿寺古墳出土:土田浩明コレクション:古墳時代後期)
★みなとみらい線馬車道駅出口から徒歩ですぐのところに立つ歴史的建造物(旧横浜正金銀行)が今回の訪問先。古代から現代にいたるまでの神奈川県の歴史をとてもコンパクトにまとめた博物館。今回の記録には古代編のみ記載したが、中世以降の展示も、県内で見つかった資料について、複製も含めて神奈川県だけでなく日本の歴史全体も一覧できるように展示されている。小中学生の学習にはとてもよい構成のように思った。
古代編では、”人面”のついたユニークな遺物がいくつか展示されている。弥生時代のこういう人面土器は初めて見るような気がする。
※今回のお土産
歴史的建造物の絵葉書(上:横浜開港資料館旧館(旧英国領事館)、下:神奈川県立歴史博物館(旧横浜正金銀行本店))(発売元:光画コミュニケーション・プロダクツ株式会社)